Am I ready?|藤井風さんが唱えるfaithに想いを馳せ、出生図に人物像を読む②
前投稿、
のつづき。
これらの続き記事は、藤井風さんのファンに成りたての筆者が、風さんの表現されていることに、占星術の観点からスポットをあてて、風さんという人物や活動の素晴らしさを称えるものである。
ひとつ目の投稿では
1.愛と信仰を広めるお茶目なお坊様、のような一面
2.風さんを取り囲むご家族、brotherhood & sisterhood
についてまとめました。
こちらの投稿では
3.衣装・スタイリングに映し出されるサイン別雰囲気
4.弾き語りデビュー、オポジションという引き金
に注目して、おもうところを書き連ねます。
3.衣装・スタイリングに映し出されるサイン別雰囲気
Tiny Desk Concert JAPAN の動画を皮切りに、MVやステージの衣装やスタイリングと、風さんの出生チャートとを照らし合わせてみると、とても興味深いのでした。
◯蟹座の金星
まず、Tiny Desk Concert JAPAN のときの、フワフワした素材の淡いピンクのズボン。とっても似合ってましたよね。あの感じ、個人的には風さんのチャートのなかの、蟹座の金星の輝きに思えてなりません。(なんなら、蟹身にすら観えてくる)
「チャートの中の金星は、他者からみたときに魅力として映りやすい天体なんですよね」、と、ある占星家のかたが説いておられ、わたしも同感です(リンク張りたいのだけど、どなたの見解だったか失念…)。金星が位置するサイン(星座)は、その人の良さとして引き出されるポイントとして観ています。
蟹座というサインもいろいろな象意を持つけれど、女性的な柔らかさとか、親しみやすさは蟹座が意味するところ。リラックスや甘さなんかも蟹座の醸し出す雰囲気(ステージや動画での衣装がパジャマとか、茶摘み娘というときもありましたね)。
風さんじゃなくても、蟹座のひとって、年齢に限らずピンクがお似合いだなぁとおもう。恥ずかしがって選ばないひともいるけど、見ているこちらがほのぼのニコニコしてしまうくらい、ピンクはアリだとおもいませんか?
蟹座のみなさん(太陽蟹座だけでなく、金星やMCが蟹座ってかた、反転で山羊座の月のかたも)、ピンクとの相性についてはいかがお考えでしょうか。
派手なオペラピンク、オレンジ寄りのサーモンピンク、桜のような淡いピンク… あまり着たことないわーというかたも、気が向いたら合わせてみてください。きっとお似合いだと思いますヨー。
◯乙女座の火星とMC
先日の、LAとNYでのステージ衣装は、オーバーサイズのセットアップで、中にお召しのシャツのバリエーションがそれぞれ素敵でした。あの、胸元フリルのシャツなんかは特に、乙女座の雰囲気を感じます。
『damn』のMVのときの衣装にも通じるものが。
チャートの上で、MC(これはミディアムコエリの略)というのは、円弧のてっぺん。お城なら天守閣とでもいいたい“仕事”の座。ここ一番の勝負服を着て、ガッツで表舞台に出ていくとしたらココ! のイメージ。
そんなMC、風さんの場合は乙女座にあり、火星が合。火星=男性的なエネルギーの象徴。色気が旗印に…なるほど…。
あと、歌う姿を拝見していていつも印象的なのが、ファンのみなさんからも異口同音に騒がれている目力と目線の配り方。フンワリと優しげな表情から、急にキリリと引き締まる。そんなところにも、(勝手に)火星みを垣間見ています。決めるところは決める、締めるところは締める、あんなふうにメリハリの効かせることができたらカッコいいよねぇー。
そして、これはファッションとは関係ないのですが、MCと火星が合といえば、身体能力高い説がありますね(ゴークランの火星効果 Mars effect)。
風さん、運動も得意なようで、短距離走のタイムはなかなかの記録を保持していたことをラジオでお話しされていました。MVなど動画内でもけっこう走ったり踊ったりしておられるし。負けず嫌いとおっしゃるのも火星かも笑
乙女座の火星ということで、狙いを定めた対象の緻密な分析には相当情熱が注がれそう。双子座の太陽とはスクエアになるので、ご自身のなかであっちを取るかこっちを取るか、相容れないギャップを制するのに、かなりの努力や工夫がおありなのではないか、と推察いたします。
衣装に話を戻しますが、ほかにも、僧侶的、あるいはヒッピーみたいな雰囲気にはアセンダントの射手座の、パーカーやストリート系、ラフなワンマイルウェアなどには太陽やディセンダントが位置する双子座の雰囲気が観られ、風さん七変化から、各サインらしさとファッションの組み合わせを考察するのはとても楽しいーーーー。
スタイリストのみなさんのセンスとアイデアとの相乗効果に今後も期待してます。
七変化どころか、十七変化でしたね。
4.弾き語りデビュー、オポジションという引き金
小6のころから、自身のYoutubeチャンネルで、クラシックや洋楽、日本の歌謡曲をピアノでカバーする様子を披露していた風さん。
その後、満を持して、自身の歌声を乗せた弾き語り動画を発表したときのことを、こちらの音極道Musicさんの動画と、
前投稿でも触れたこちら、MUSICA vol.181 のインタビュー記事で知りました。
ピアノの演奏はするけれど、それ以上に、「歌う人になりたい」という想いが強かった風さん。それゆえ歌声を披露することにはとても葛藤があったこと、いろいろなせめぎ合いがあったことは、ぜひ上記MUSICAの特集を読んで、テンションを掴んでくださいませ。
インタビューで語られているように、テイラー・スウィフトさんの『Look What You Made Me Do』の曲中の、
「ごめんなさいね、以前のテイラーはただいま電話に出られません。なぜって? 彼女、死んだからよ」
という強烈なメッセージに触発されて、リリース直後、わずか二日ほどの短時間でアレンジして、動画上で初めて歌声を発表した風さん。
前述のテイラーさんのセリフ部分、風さんはこう言い換えています。
“I'm sorry, but old Kaze can't come to the phone right now…
Why? oh… cause he's dead!!!”
これまでの自分は終わり=あたらしい自分のはじまり。
ピアノ演奏者から、歌い手に生まれ直すと高らかに宣言した動画なのでした。
(みんな、観ましょう。)
このとき、風さんの日頃の集大成に、バチっと火花を散らしたキーパーソン、テイラー・スウィフトさんは1989年12月13日生まれ。チャートを観てみると、太陽が射手座の22度。この太陽は、風さんの双子座太陽と2度差でオポジション(180度向かい側で対峙し、鏡合わせとなる)。干渉する力は強く、外に向かって積極的に働きかけるアクティブさ、学びや前進を促す配置。
偶然のような必然のような。
こういう星同士の配置すらも引き金となって、風さんの望みを押し出したところもあったのかなぁと。見えないけれど、力強い交流というか応酬を想わせるこのオポジション。
星のことはさておいたとしても、どれだけのことが駆け巡っているのだろうと感動してしまう。
(チャートのなかでも実際の世界のなかでも、タイマーや目覚まし時計は至るところにセットされているんだよね。
「おや?」と気になった“出会い”をどうするのかは、もちろん掴んだわたしたちに委ねられているのだけど。)
ほかにも太陽と月のサビアンシンボルのこととか、2ハウスの海王星と天王星のこととか、探究心を掻き立てられるトピックは尽きない。追々まとめるとして、今回はこのあたりで。
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歌や活動、あり方を通して唱えておられる、faith や love といったおおきくて揺るぎない想い。
風さんみたいに、自分を愛そうという決意が堅ければ、それぞれにピースフルな世界がどんどん広がるんだろうな。
「Am I ready? わたしよ、準備はいいかい?」
これまでのことは、これまでのこととして、あらためて、今にふさわしい感じでもっと自分を愛そう。そういう準備ができたでしょ? のシルシとして、風さんの歌の世界が開いたのかなーって思っている。そんな2024年の5~6月。
星の一葉 ⁂ ほしのひとは
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