私にも「印税」が!
「印税」という響きに憧れがありました。
でも、印税は「作家の先生」だけが得られる特別なもの、
私には一生、縁のない収入だと思っていました。
ところが、そんな私にも夢の印税が入ってきたのです!
電子書籍出版から間もなく2か月、初めての支払いがされました。
金額はかわいいお小遣い程度です。
「印税」と聞いてイメージする規模とは全く違うと思います。
それでも、私は嬉しくて嬉しくて、その数字を眺めました。
なぜそんなに嬉しかったかというと……
「自分で創り出せたこと」と「読んでくださった方々の存在」が見えたからです。
「自分で創り出せた」という自信
電子書籍出版にあたり、テーマから構成に至るまで、すべて自分で創り出しました。
今までこのような経験がなかった私にとっては、頭を抱える日々でした。
途中、このまま完成しなくても、毎日の生活に何か困るわけでもないからやめてもいいかな……と頭をかすめたこともありました。
そんな時期がありながら、出版にこぎつけられたという経緯があるから余計に、「自分で創り出せた」ことが自信につながりました。
また、給料としてもらうのとは種類の違う収入という点での自信もできました。
少し前まで、サラリーマンとして収入を得ることしか知らなかった私。
初めてライターのお仕事をしたときにも、感じたことですが、
サラリーマンの仕事以外にも、自分で収入を創り出せる感覚は新鮮です。
ライターは記事を書いた分だけ収入につながるのに対し、
印税は労働時間をかけていないのに、過去に書いたものから自動的に収入につながるという点で、不思議な感覚になりました。
確かに、出版まではかなり時間をかけましたし大変でしたが、
その過程も、思い返せば楽しい時間だったので、
印税は私にとって「いただきもの」です。
読んでくださった方々の存在
Kindle出版の場合、Unlimitedで手にしてくださった方が読んだページの数に比例して印税になります。
1ページあたり0.5円ほど。
だから、印税は読んでくださったページ数を表しているともいえるのです。
電子書籍を出したら入ってくるわけではなく、
そこには応援してくださった方、読んでくださった方の存在があってこそ。そのことが、ありがたくてありがたくて。
出版直後にたくさん頂いた、お祝いの言葉や本の感想と同じ種類の喜びがあります。
結局得られたものは
結局、電子書籍出版を通して得られたものは、
「人とのつながり」だと感じます。
顔を見たこともない人が、本を読んでくださり、
感想までいただくことも!
「印税」という憧れの不労所得は、
実際に手にしてみると、イメージしていたものとは違う喜びを与えてくれるものでした。
印税と言えるほどの額ではありませんが、
それ以上に得られたものは多く、本当に電子書籍出版に挑戦してよかったと感じています。
さあ、2冊もとりかかろうかな……。
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