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完璧主義を抜け出すコツ~ものかきキャンプと私~

「50%計画、50%発見」

衝撃の言葉!
ゾクっとしました。

何を隠そう、この言葉に出会ったのは
ものかきキャンプ(以下、ものキャン)という講座です。

ものキャンは3か月のライター講座。
ライター講座でありながら、
私にとっては人生道場といった感じでした。

「50%計画、50%発見」
この言葉が私の2023年を動かしました。

2023年を振り返るにあたり、
ものキャンは切っても切り離せません!

長年の完璧主義から抜け出すきっかけになった2023年。

その源にあるものは、間違いなく、ものキャンです。

これは私が、ものキャンで何を学び、
何が変化したかの記録です。



なぜ完璧主義になるのか


「行動を起こさないかぎり、失敗せずに済むと考えているから」
『習慣を変えれば人生が変わる』(マーク・レクラウ著)に記されている言葉です。

これが、なぜ完璧主義になるのかについての答えだと言えるでしょう。

私は、正解を求めすぎていました。
人の目を気にしすぎていました。
自分に自信がなかったのです。

私は失敗を恐れるあまり、
条件が完璧に整ったらやろう!
もっと完璧に仕上げなければ!
自信がついたらやろう!
そう思っていたのです。

その結果、
すべてのことを先延ばしにしていました。

条件が完璧に整うことはありません。
先延ばしし続けても自信がつくはずがありません。

完璧主義の弊害


「50%計画、50%発見」という言葉からもわかるように、
完璧主義であることは、
100%計画、0%発見になりかねません。

大切な発見の機会を逃してしまっていると言えます。

また、完璧主義を目指して、
色々なことを先延ばしにしていれば、失敗をすることはありません。

だから私は、失敗をしていないと思っていました。

しかし、
失敗していないことが失敗であることに気付いていませんでした。

たしかに明らかな失敗はないけれど、
充実感や達成感もありません。

前述の『習慣を変えれば人生が変わる』(マーク・レクラウ著)によると、
「完璧主義は自尊心を台無しにする」とあります。

すべてがこの言葉に集約されているように思います。

どういうことかと言うと、
私の場合、
すべてを完璧にやりきらないといけない!
と思うあまり、
何かをやり残した感じや、
「また出来なかった」という気持ちを
常に抱えていました。

この状態が、自尊心を台無しにしている状態なのです。

さらに、
・自分以外の人にも完璧を求めるため、相手を受け入れられず不満をいだきやすい
・周囲に批判に敏感なため、身構えてしまい、人間関係でうまくいかない
と『習慣を変えれば人生が変わる』(マーク・レクラウ著)に書かれています。

そう言われてみれば、私には心当たりがあり納得がいきました。

このように、完璧主義の弊害は多いのです。

どのように完璧主義から抜け出すか


完璧主義であることを認める

一番はじめにすべきことは
自分が完璧主義であることを認めることです。

何を隠そう、私自身が完璧主義を認められていなかった人間です。

それどころか、自分にはこれと言って失敗談がないことをコンプレックスに思っていました。

失敗談がないのもそのはず、
失敗を必要以上に恐れて、なにも挑戦していなかったのです。

まず、自分が完璧主義であることを認めなければ、変えることはできません。

環境の力を借りる

次に、環境の力を借りることです。

どんどん挑戦する人がいる環境、
完璧主義にはまりそうになったときにそれを気付かせてくれる環境、
これは絶大な効果があります。

その環境が、私にとって「ものキャン」でした。

ものキャンという講座では、
いくつかの課題があります。

課題はもちろんやってこそ力が付いていくのですが、
提出しなかったとしても怒られることはありません。

文章を書くという行為は、ゴールがあるようでありません。
1つの答えがあるものではないからです。

ここで完璧主義の考えが発動すると、
「もう少しこの表現を変えた方がいい」
「完璧にできあがったら提出しよう」といった具合になります。
つまり、いつまでたっても課題提出ができないのです。

そんなとき、環境の力が発揮されます!

一緒に講座を受講している仲間が、どんどん提出し、先生からのフィードバックを受けている様子が目に入ってくるのです。

私がう~んと悩んでいるうちに、ステップアップしていく仲間を見ていると、自分が成長の機会を逃していることを痛感させられました。

今の自分ができる限るのことをしたら、あとは
「エイヤー!」と提出するしかないと思いました。
私は変わらざるを得なくなりました。

講義の中でも先生から
「50%計画、50%発見」
「すべてはテスト」

などなど、
完璧主義の私の心をえぐる言葉が飛び出します。

こういう感覚で物事を進めるのか!!

いくら考えても完璧な答えはわかりません。
やってみなければわからないことばかりです。
これなら完璧だと思って動き出したとしても、その通り進むことなんてほとんどありません。

私が失敗だと捉えていたことは、
失敗ではなく、成功への通過点でしかなかったのです。

失敗は経験でしかないのです。

こうして私は、完璧を目指すことより、
完了させて失敗だったとしても、次に進むことの魅力を知るようになりました。

先生の言葉通り、
「発見」が待っていました。

この、ものキャンには、
私の完璧主義を究極に変えたものがもう一つ存在します。
それは課題の一つである、Kindle出版です。

私にとってKindle出版はイメージすらできない、
完全に無理な領域でした。

ところがところが、数か月後、私にもKindle出版ができたのでした。

これは、環境の力以外のなにものでありません!

受講生仲間がどんどん出版をしていくのを見ると、
焦り半分、
私にもできるのではないかといういい勘違い半分が芽生えてくるのでした。

この感覚は、学生時代を振り返ってみても納得できるのではないでしょうか。

塾で周りの友達が勉強していたら自分も勉強するようになる、
偏差値が高い学校に行くと、それなりに勉強ができるようになる、
これと同じです。

周りがみんなKindle出版をする環境にいたから、
私にもKindle出版ができたのです!

完璧主義を手放せない私のままなら、今もKindle出版はできません。

「もっと有益な情報を提供しなければいけないのではないか」
「構成を変えた方がいいのではないか」
「タイトルをもっと考えた方がいいのではないか」
「出版したところで、誰も読んでくれないのではないか」
永遠に出版しない理由が思い浮かびます。

環境の力と少しずつの自分自身の変化の結果、
Kindle出版を達成するに至りました。

それは同時に、私が完璧主義の沼から一歩抜け出したことを意味しています。

2023年は完璧主義を抜け出す元年だった


ものキャンを受講したことで、
先生の言葉にたくさんのことを気付かされ、
講座の仲間がいい刺激を与えてくれました。

ライティングを学ぶために入ったはずのものキャンでしたが、
得られたものは、思いがけず、
行動力でした。

現状、私は完璧主義が完璧になくなったわけではありません。

でも、私の中で完璧主義が発動しそうになったら、
「あ!また完璧主義が来た!」という感じでいったん立ち止まれるようになりました。

そして
「50%計画、50%発見」
と自分に言い聞かせ、
発見を楽しみに動き出せるようになりました。

2023年は私にとって「完璧主義を抜け出す元年」だったと言えます。
ものキャンのまよ先生、3期生のみなさま、本当にありがとうございました!

つい完璧主義になってしまうときには
「50%計画、50%発見」がおすすめの考え方です!



今年のふり返り






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