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相手の存在を大切に思える人になりたい

今日、仕事で嬉しいことがあったので書き留めます。
(ただのひとり言のような内容です)

薬局で勤務している私は、ご高齢の方と接することが多くあります。

今日、お話した70代女性。
薬をお渡ししたあとに、
「私のこと、わかるかしら?」とおっしゃるではありませんか。

今日、働いた店舗は応援で入ったため、それほど馴染みがないのですが、
あっっ!

約10年ぶり!

この間、私は店舗移動をしたり、出産育休で不在が多かったのですが、
そんな私のことを覚えていてくださったのです。

胸が熱くなりました。

この女性は、10年前、ちょうど乳がんの手術をされていて、
薬を飲み始められた方でした。

「もう乳がんして10年経つから。」
と仰っていて、
なるほど、人生の大きな出来事のときにお話をさせていただいていたのだと
いまさらながらに振り返りました。

おそらく、不安な気持ちもあったのでしょう。
当時の私が、どれだけお気持ちを察することができていたか自信がありません。
でも、そんな節目のときに関わらせてもらっていたから、覚えていてくださったのかなと思いました。

「子育てもしながら、はつらつとされていますね」
と温かい言葉をかけていただきました。

今は、私が人生の節目かもしれません。
とにかく毎日が必死。

だからこそ、今日、声をかけて頂けたこと、
温かい励ましの言葉をいただいたことは私の胸に強く刻まれました。

きっとこの患者様も、
この人、久しぶりに見たな、と思うだけで、声をかけないという選択肢もあったはずです。

でも、あえて話かけてくださったことが、
私には、存在を認めてもらえているように感じられました。

存在を大切にされていると感じられると幸せを感じるものです。

私も、相手の存在を大切にできるひとでありたいと
強く思った日でした。


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