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【音楽まとめ】MY BEST SONGS 2022 [20位~11位]

毎年恒例(!?)となった年間ベストソング企画。今回は20位~11位の曲をMVまたはSpotifyリンクと共に紹介する。

選定基準は以下の通り。
・基本的に2022年リリースの楽曲からチョイス
・1アーティストにつき1曲まで。ただしコラボやフィーチャリングの場合は例外あり
・意義や技術より「好き」優先
なお、便宜上順位を付けてはいるが、特に30位以下の楽曲はそれこそ聴くたびに順位が変動しそうなレベルなので、参考程度にとどめていただければと。

■20位 DOGLAND / PEOPLE 1

TVアニメ『チェンソーマン』第10話のEDテーマとしてもオンエアされた曲。多彩な曲展開やラップも織り交ぜたDeu(Vo/Gt/Ba)とIto(Vo/Gt)、ふたりのボーカルによるホットとクールを行き来する歌声も聴きどころ。理路整然としたカオス、とでも言いたくなる不思議な魅力が詰まっている。

■19位 地獄と地獄 / 板歯目

多数の配信シングルをリリースした板歯目の中から、バズった1曲をチョイス。《バンド名が読めない》《ステージ降りるとメンバー左から陰キャ陰キャ陰キャ》など、自虐な自己紹介的歌詞がユニークだが、そこにはこの3人ならではの、沸騰せんとする熱が込められている。その他、「KILLER、Muddy Greed」「Ball&Cube with Vegetable」「おもちゃ箱はタイムマシン」など名曲ズラリな2022年リリース曲、ぜひチェックしてほしい。

■18位 逆光-ウタ from ONE PIECE FILM RED / Ado

2022年ランキング中でも菅田将暉「惑う糸」、yama「くびったけ」に続いてまたまた登場、作詞・作曲Vaundy。ウタ楽曲は「新時代」をはじめ名曲&話題曲ぞろいだが、個人的には「逆光」のザラザラした感じがいちばん好み。ドラムをbobo、ギターをTAIKING、ベースを上ちゃんが担当するなど、楽器隊も魅力だ。

■17位 眩光 / WANIMA

フジテレビ系ドラマ『ナンバMG5』主題歌。ドラマも視聴していたが、ドラマから切り離しても曲単体の強度があって好きな曲。音作りの面で荒々しさよりも洗練された感が出ているものの、どこかWANIMA初期の匂いも感じる。メロディがもつ強さ、そしてKENTA(Vo/Ba)の圧倒的“陽”なボーカルが放つ光が眩しい一曲だ。

■16位 Blonde / Maisie Peters

2021年のBEST SONGSでもリストアップしていたMaisie Peters。どうやら彼女の声が自分的にツボらしい。2000年生まれの22歳だが、そのハスキーであり美しくもある歌声が迫力と貫禄をもたらしている。「Blonde」は、茶髪から金髪に変身して、(おそらく)自分を振った元カレを見返す…いや、思い知らせてやる、という決意を歌った曲。《I'll fuck your life up as a blonde》というパンチラインが強烈だ。

■15位 暮らし / Hwyl

「暮らし」だけでなく「SIREN」も素晴らしく、どちらを選ぶか悩んだがHwylにとって2022年を象徴する曲、という点でこちらをチョイス。今の若い世代にとって、日々の生活が金銭面でいかに厳しいかを赤裸々に綴った歌詞がTikTokを中心にバズった一曲。《炊いたご飯ソッコー冷凍》の歌詞から派生した「これが現実セット」なる、同曲収録のCDと缶バッジがセットになった“冷凍パック”が即完するなど話題となっている。あきたりさ(Vo/Gt)の、切実さを表現した歌声や随所に踏まれた韻の気持ちよさ、さらにはクマダノドカ(Gt)の鮮やかなギターサウンドも注目ポイントだ。

■14位 ブラザービート / Snow Man

Snow Man主演映画『おそ松さん』主題歌。ジャニーズ×『おそ松さん』ということで、人気アイドルでも照れなど一切なし、コメディに振り切ったコミカルソングとなっている。パフォーマンス時のダンスも『おそ松さん』ならではの動きを取り入れるなどとてもユニークな仕上がりなのだが、この9人がやるとなぜかめちゃくちゃカッコよく見える&聴こえる。ダンス動画がバズったことでも話題になったが、「ブラザービート」は音だけでなく、彼らのダンス込みで楽しみたい、そんな一曲。それにしてもMVでのラウールの華が凄すぎる。

■13位 Starting Over feat. the LOW-ATUS / LOW IQ 01

LOW IQ 01の9枚目フルアルバム『Adjusted』収録曲。the LOW-ATUSすなわち細美武士&TOSHI-LOWとコラボした曲でもある。同アルバムには名曲がたくさんあり、どれを選ぶか悩んだのだが、ここはthe LOW-ATUSも出演しているMVが最高に痺れるので、こちらの映像紹介も兼ねてということでチョイス。圧倒的なメロディセンスをもち、ファッショナブルでありトークもモノマネも達者、そしていくつもの楽器を自在に操る、まさに多才なイッチャン。暗黒期を経て、最新作が常に最高傑作と呼んでもおかしくない状態へと再浮上した天才の今を観て、そして聴いてほしい。

■12位 瞳惚れ / Vaundy

MY BEST SONGS2022で4曲目のVaundy作詞・作曲ナンバー。ついに本人登場。決してワンパターンではなく、提供アーティストごとに毛色を変えつつしっかり「らしさ」も出していくVaundy。「瞳惚れ」にはわかりやすい疾走感もなければ、めちゃくちゃキャッチーで突き抜けるようなサビもないが、何度も聴きたくなってしまうし心がワクワクしてくる。ライブでオラつきながら観客を煽る、そんな生々しいVaundyも素晴らしい。次にどんな新曲を発表するのか、誰に曲提供するのかがいちばん楽しみなアーティストのひとり。

■11位 blur and flower / 三浦透子

映画『ドライブ・マイ・カー』で数々の賞を受賞し、ドラマ『エルピス』でも話題となった女優・三浦透子のシンガーとしての魅力を楽しめるのが「blur and flower」。透き通るようなその歌声が繰り返す《blur and flower》と、それに重なるエレクトロサウンド&人間味溢れるサックスの音色によるコントラストに痺れる。



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