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芸人 VS 絵本作家。

ぼくは絵本作家として落語も演(や)っています。
落語を演るときは芸名を名乗っています。

絵書家 筆之輔

「えかきや ふでのすけ」と読みます。自分で言うのもなんですがとても良い芸名です。

今回はシッカリ「落語」・「芸事」についてしゃべろうかと思います。

ぼくが芸人としても活動している一番の理由はただひとつです。

日本一の絵本作家になるため

決まっています。もぉいつもいつもそればっかりです。ぼくは、常にどうしたら日本一の絵本作家になれるかを考えて生きています。

落語を演っている理由も勿論、日本一の絵本作家になるための行動です。

芸人と絵本作家。
マッタク違う職業。
マッタク違う肩書き。

皆さんそう思っています。
よく言われますしね。

でも、ぼくのなかではマッタク違うなんて事はマッタクありません。むしろ物凄く近いとすら考えています。

絵本作家を志したときからぼくは「絵本を書くだけの絵本作家」にはなりたくなかった。それは以前もしゃべりました。

自分で自分の絵本をお客様に届けるところまでを大切にした絵本作家になりたい。

自分の絵本を自分の言葉で披露したい!
絵本をひとつのエンターテインメントにしたい!

そう考えていました。
今もそう考えています。

そこで大事になってくるのが「人前で自分の作品をしゃべる」という事。

昔から落語は好きだったんです。落語に限らず漫才も、講談も、歌舞伎も、大衆演芸全般が好きでした。

特に落語はよく見ていたし、色んな落語家さんの噺をたくさん聞いていました。

そこである時ふと思った。

「落語って絵本と似てるな」

なんかそう思ったんですね。なんかね。わからないけど。

でも「自分の考えた物語を自分の言葉で表現する」というように言い換えれば…ほら。絵本となんか近い感じがするでしょ?

さらにぼくは、他の絵本作家さんとは違って自分の絵本を自分の言葉で披露したかった。

だから「落語」という芸事に物凄く共感があったし、惹かれました。

落語を知って落語を話せるようになれば必ず自分の絵本に生かせるものがあるんじゃないか、そうも確信しました。

実際に得るものはたくさんあります。
それは絵本を書くうえでも。
絵本を披露するうえでも。

だから、ぼくにとって

「落語」は「日本一の絵本作家になるために欠かせないもの」

なんです。

ぼくは絵本作家であって、やっぱり「芸人」でもありたいんですね。

自分の「芸」で、
自分の「間」で、
自分の「道」をつくる人。

ぼくは他の絵本作家のひと達よりも芸人の方々と出会う機会が多い。

落語家として他の芸人さん達と同じ板の上に立たせてもらう事はこれまでも多くありました。

しかし、そんななか今度はだんだんと絵本作家として他の芸人さん達と同じ板の上に立たせてもらう事も増えてきた。

芸人さん達と同様に、絵本作家としてお客様を楽しませなくちゃいけない。お客様を笑わせなくちゃいけない。

まさに「芸人 VS 絵本作家」!

絵本作家として芸人さんに勝ちたい。

「芸人に勝つ」とは「芸人よりも笑いを獲る」という事。それも絵本作家として。

そんな無謀な、でもワクワクする挑戦を、ぼくはこれまでにたくさん経験させてもらってきました。

そんな絵本作家、ほかにいます?

芸人さん達と同じ板の上に立つときは、いつもと同じ様に絵本や紙芝居をただ披露するだけじゃ駄目。

子育てひろばや保育園、幼稚園や小学校なんかで絵本や紙芝居を披露する時とはまた違った事を考えないといけない。準備しないといけない。

芸人に勝つためのまさに「芸」を新たに身に付けなくちゃいけない。そんな事も考えながら作品創りをしてきました。

そして出来上がったひとつの答えが…

絵本作家 保科琢音の紙芝居!

他ではまず誰もやった事のない使い方、遊び方、楽しみ方をした紙芝居。絵本作家として芸人に勝つための芸。

きっと、普通の絵本作家としての活動しかしていなかったらこんな事を思いも付かなかったでしょうね。

絵本作家を芸人として捉え、絵本作家として芸人に勝ちたい。そんな事も考えなかったでしょうね。

ぼくの開催している絵本作家 保科琢音「読絵ん会」にまだ参加した事の無い人は是非一度、参加して頂きたいです。

ぼくが考え、創りだす、絵本と紙芝居の芸で、あなたをきっと笑顔にします!

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