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I will never beg you

私なんて要らない

どこからか こぼれてくる 慈悲に縋って

汁を舐めるように生きる 惨めな姿は

私なんかじゃない

愛して 私を見て、話を聞いて

そんなことを言う私は ただ煩わしいだけ

ほらあなたも 顔を背け 聞かなかったことにしてる

私なんて要らない

ただ弱いだけの私なんて

神様どうか

慈悲があるなら私を消して

一息に 首をもがれるように

でもお願い

血のりだけは ベッタリ残してね

真っ赤に染めて

そうしたら私は

大笑いで自分を見送るわ

なんて滑稽なんでしょう、ってね

でもそれでもいいの

惨めよりも ずっとマシ

最後には血糊も残るのだし

きっと誰かはショック死するわ

それを私は大笑いで見送るの

なんて滑稽なんでしょう、ってね

自分を憐むだけの 私なんて要らない

そんなの時間の無駄だし

ただ歳とるだけよ

時間と戦おうと思ったら

時間の圧勝に決まってる

だから私の心を壊して

どうやったって自分を憐むのなら

もう 叩き壊すしか ないじゃないの

ねえ、弱いだけの私なんて

神様どうか

慈悲があるなら私を消して

壊しても壊しても消えないの

そのわずかな希望に

血のりだけをベッタリと塗り付けて

真っ赤に染めて

そうしたら私は

二度ともうこんなことしないって

後悔して帰るから

でもそれでもいいの

少なくとも痛みは終わるから

最後に残るのが血のりだけでも

きっと誰かは認めてくれるわ

そうしたら私は後悔して帰るから

二度ともうこんなことは起きないって 

約束するから

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