2021年5月の新月の星読み

こんにちは、星や凪(ほしや・なぎ)です。2021年5月の新月の星読みをお届けします。2021/5/12 4:00頃、牡牛座で新月を迎えます。

満月から新月の間の約2週間で、前の月のテーマについての感謝や浄化、質的な充実を経て、次なる星座のテーマの始まりとなります。新たなテーマが始まり、どんなニュアンスやリズムでそのテーマに取り組むとよいか、星の配置から読み取っていきましょう。

今回の新月では、前回に比べると比較的落ち着いた配置に見えます。とはいえ、太陽と月の牡牛座コンジャンクションで、そこに海王星魚座がセクスタイル・冥王星山羊座がトラインの小三角形を形成。感覚で大地に根付く太陽・月の牡牛座に、ファンタジックな海王星と内なるビジョンの実現へと動く冥王星がそれぞれ応援するような配置になっています。

画像1

大きな方向性としては、この牡牛座の季節を大いに味わうことでしょう。牡牛座のテーマはI have.です。どんなものを持つのが良いか、どんな立場にいるのが良いかを探究するのに必要なものは、実はすでに自分の身体に備わっています。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、あるいは第六感というものまで、善なるものや美しきものをキャッチできる感覚器官を持っています。
新緑の季節ですから、大いに五感を使ってこの季節を味わい、自然の中で過ごすことが、自分のセンサーをより磨くことにもなるでしょうし、本当にやりたかったこと・これだけは成し遂げたいこととも出会いやすくなることでしょう。

良い結果を出すには、人間関係の質が良くなり、思考の質が上がり、行動の質が上がると結果の質が上がる、ということがある界隈ではまことしやかに言われるわけですが、今回の新月から言わせれば「結果の質を上げたいなら身体の質・感覚の質を上げることから始めなさい」です。それだけ、私たちの思考や行動は、自分の身体という器が関わっています。

自分の身体で思いっきり自然を感じる、生命を感じる。そうすると、私たちが本当に願っているような大きなビジョンや、どうしようもなく手放せない深いこだわりが姿を表してくれて、応援してくれるような気配もあります。大いに新緑の芝生に寝転がりながら、自分の直感・身体と親しみ、自分の好きなものに囲まれていきましょう。

なお、今回の新月では火のエレメントに属する天体がありません。情熱や意欲を燃やし尽くすようなことにはなりにくいので、一見グズグズ不完全燃焼に見えるかもしれません。(その意味では、社会的には根源的な決断が下せず、グダグダになることも予想されます。)ともあれ、今回は牡牛になったつもりで、土のエネルギーを思う存分味わってみてください。
そんな新月の星読みです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?