「PHPくらしラク~る♪」9月号にて「わたしの暮らしを支える、この一冊」担当回となっております
みなさまおはようございます、上田です。
PHP研究所の月刊誌「PHPくらしラク~る♪」9月号(8/10発売号)にて、本の紹介のエッセイ連載「わたしの暮らしを支える、この一冊」担当回となっております!
12月号、3月号、6月号に引き続き書かせてもらってます。今回が最終回です。
今回のラク~る♪の特集は「モノが多くてもなぜか散らからない家」です。
お、思わず目をそらしてしまう……はい、モノが多くてそれゆえ散らかっている家の住人です!
くらしラク~る♪ですが、生活に必要な知恵がたっぷりつまった雑誌なので、そういう暮らし分野が好きな方はぜひ追いかけてみてくださいね。私も今号にじっくり目を通したいと思います。
さて、連載「わたしの暮らしを支える、この一冊」ですが、9月号では英国児童文学作家ロバート・ウェストールの「海辺の王国」(徳間書店)を取り上げております。
ジブリの宮崎駿氏もファンだというウェストールは、イギリスで人気を博した児童文学作家でした。もう亡くなっておりますが、二度のカーネギー賞、ガーディアン賞を受賞しました。
「海辺の王国」は、第二次世界大戦下のイギリスの北部海辺を、家族を空襲で喪った少年ハリーが犬を連れて旅していく話ですが、ウェストール自身は「これは戦争についての本ではない」と言っております。
「さびしさ、思い出、生きつづけること、誠実、海についての本である。これはまた、父親をさがしもとめる少年の話であり、息子をさがしもとめる父親についての話である」と。
奇しくも、この原稿を書いていたときにロシアとウクライナの戦禍が現在進行形で起こっており、作中の空襲の描写がまざまざとリアリティを持って感じられました。
「児童文学の古典に残る名作」を称された一冊なので、ぜひ多くの方に手に取っていただきたいです。
「PHPくらしラク~る♪」9月号ですが、全国のコンビニや書店に置かれるほか(その地域や店舗によります)ネット書店でもご購入ができます。
ぜひぜひ「海辺の王国」ともども読んでみてくださいね。
いつも温かい応援をありがとうございます。記事がお気に召したらサポートいただけますと大変嬉しいです。いただいたサポ―トで資料本やほしかった本を買わせていただきます。