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新しい趣味も見つけたいね

今日は、スーパーで氷見港でとれたさわらの大きな切り身を見つけて買った。どうやって調理しようかなと迷ったあげく、冷蔵庫に眠っていた白みそを使って西京焼きにしてみることにした。

白みそとみりん、酒、砂糖を混ぜて、さわらにぬり、ラップでぴっちりとくるむ。三十分漬けたころから食べられるらしいので、楽しみだ。味噌漬けの魚は、とにかくグリルで焼くと焦げやすいので、焦がさないよう火の加減を調節しながら焼かなくてはならない、ということも、いままでの調理の失敗経験から学んだことだ。油断すると、すぐに真っ黒になってしまうから。

話は変わって。

いま、会員として席を置いている北陸児童文学協会の創作サークルは、年齢層が高く、60代~70代の方が多い。なので、人生経験も、私よりも段違いに多いので、いろいろと教えていただくことがある。

私が以前、手作りの味噌づくりを実際にやってみる家族の話を書いたことがあった。味噌づくりの本を調べ、自分なりに歴史も勉強し、がんばって書いたつもりだった。

だけど、その作品を読んだ他会員の方から口ぐちに言われた。

「あなた、味噌づくり本当はやったことないでしょ」

図星だった。会の主催をされている大先生からも「まったく経験しないことを、書くのはやめておきなさい」と。

文学の創作をしていると、やっぱり、少しでも経験のあることは筆が進むし(だから私の作品には趣味でもある料理についての描写が多い)経験のないことは、よくわからないから曖昧な描写しかできない。

なので、小説、とくに児童文学の作品を書こうと思う人は、ある程度多趣味、そうでなくても、自分の得意分野の趣味を持つことが大切だと思う。そうすることで、そのことをまるまる小説に活かせるから。

作家・森絵都さんは「DIVE!」という飛び込み競技の小説を書くときに、実際に何メートルもの高さの飛び込み台にのぼって、実際にプールに飛び込んだという。それくらいの気概が、何事も書くときには必要なのだと思う。

というわけで、仕事と家事にあわただしい日々ですが、少し涼しくなったら、小説に活かすこともひとつの目的として、新しい趣味にチャレンジしたい。そう思っている、今日である。

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