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芸術の秋におすすめの童話・音楽・映画

こんばんは、hoshichikaです。

私の誕生日週間をきっかけに、みなさんにぜひ個人的なフェイバリット作品について語っていただこう、というこの企画(詳細はこちら)

言い出しっぺの自分から、ノートを書いてみたいと思います。3作品、どれでも好きなジャンルから選んでいいとのことだったんですが、これ、しぼれませんね!!!私、20くらいあげてと言われてもすぐリストが埋まる気がする、やばい。

でもとりあえず、がんばってしぼってみました。童話1作、音楽1作、映画1作です。


童話:安房直子「山の童話『風のローラースケート』」

これは私が小学生のとき、とっても愛読していた短編集なのです。安房直子さんの童話は動物がたくさんでてきて、人と交流を持ちます。その様子が、とてもあたたかみがあって、読んでいてほっとできるし、何よりこの本では出てくる食べ物がおいしそうなんです。

表題作「風のローラースケート」では、茶屋を営む茂平さんが手作りしたベーコンの燻製を、いたちに奪われてしまうのですが、そのいたちが、なぜかローラースケートをはいて逃げるんです。その様子が、とびきりおかしい。

また「ふろふき大根のゆうべ」では、いのししの集まりに呼ばれた茂平さんが、大きなふろふき大根をごちそうになるんですが、そのふろふき大根の白い湯気の中に、懐かしい映像が見えてきて…というお話。

収められている8編どれも、読むと、ぬくもりがあって、少し怖くて、最後にはほっと一息つけるお話ばかり。ただ、1984年に筑摩書房刊なので、図書館にしかないかも。私は「安房直子コレクション3巻『ものいう動物たちのすみか』」の収録作として手元にあります。


音楽:FAT PROP「Close My Eyes」(原曲動画リンクあり)

音楽あまり聞かない私が、音楽について語るのはおこがましいんですが、この曲は、たまたまネットで「これから来るバンド」的なことを検索していて見つけ、聴くと同時に、心を持っていかれた思い出があるうたなんです。

聴いててすごく心地よくて、なんども繰り返し聞きたくなってしまう。声と、ピアノと、バンドの一体感が素敵で、引き込まれます(語彙が足りない自分がもどかしい)動画を貼っておくのでぜひ聴いてみてくださいね。この曲が収められたアルバム「THE DIE IS CAST」も、ドライブでかけたりすると最高です。


映画:「八日目の蝉」(予告動画リンクあり)

角田光代さんの原作小説を映画化したこの作品、私は原作小説も好きだったのですが、映画を見た途端、ものすごく引き込まれてしまいまして。不倫相手の子供を誘拐した女・希和子(役:永作博美さん)の逃避行のシーンと、事件後大人になった子供・恵理菜(役:井上真央さん)の過去を探るシーンが、描かれて、本当に息もつかせぬ展開でラストまで見れちゃうんですよね。角田さんは、すごく人間ドラマのあるサスペンスを書いて、新風を吹かせたというか、そんな気がします。劇団ひとりさんが、すごい駄目な人を演じてたり、小池栄子さんが、引っ込み思案なライターを演じてたりするのですが、両者ともはまり役。すごく面白かったので、良かったら見てみてくださいね。



…と、見本のつもりで書いてみましたが、こんなにがっつり語らなくてもいいし、むしろもっとたくさん語ってもいいし、全然違うノートの書き方でも構いません。

みなさんの楽しいおすすめノート、お互いに紹介しあって、芸術の秋をはりきって迎えましょう!!

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