消え行く前に…
大好きな…………へ。
君が幸せそうに笑う度、幸せを貰って
君が苦しそうにする度、苦しくなって
君と過ごす世界は素晴らしい世界。
だけど、君が大きくなる度に
喜びたいのに喜べなくなるのは
きっと私がダメな人間だからなんだ。
君が世界を広げる度、喜んでいたはずなのに
君が輝きを増す度、感謝したはずなのに
最近は暗闇が迫ってくるように感じるのは
きっと私が弱すぎる人間だからなんだ。
今はもう自分がわからなくなって
どうにか君を見失わないように
一生懸命暗闇を進んでいくしかないみたい。
だけど、君は星のように輝くから
暗闇の中でも輝いてくれるから
見つけやすいんだよ。
だけど、君が大きな星になればなるほど
私から見える光はどんどん小さくなる。
ねえ、
遠くに行かないでよ。
そうじゃなきゃもう、見失いそうだよ。
ねえ、
大好きなんだよ。
ねえ、
愛してるんだよ。
ねえ、…………。
離れていかないで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?