法社会学とは何か?を知るための参考文献

(2021/4/20更新)

「法社会学」とは何か?

このことを知る上で、参考になりそうな文献を示してみます。
それらに目を通してみると、法社会学がどのような学問領域で、歴史的にどのような変遷をたどってきたのかが分かるのではないでしょうか。
ただ、抽象的な概念や、明確に定まりきっていない部分も多いので、具体的な社会事象に照らして考えてみることが重要だと思います。

1. 辞書的意味

法を他の社会現象との関連において考察し、法の機能・構造などを社会学的な方法・理論により経験科学的に研究しようとする学問。
[デジタル大辞泉]
法を歴史的な社会現象としてとらえ、政治、道徳、宗教、家族などと関連させながら、その成立、発展、消滅にいたる過程などを分析研究する学問。ドイツのマックス=ウェーバー、オーストリアのエールリヒなどが貢献した。
[日本国語大辞典]

2. 読みやすい新書

川島武宜(1967)『日本人の法意識』(岩波新書).

渡辺洋三(1998)『法とは何か 新版』(岩波新書).

碧海純一(1967)『法と社会 新しい法学入門』(中公新書).

3. 比較的新しい文献

村山眞維・濱野亮(2019)『法社会学 第3版』(有斐閣アルマ).

角田猛之(2018)『改訂版 日本社会と法-<法と社会>のトピック分析』(晃洋書房).

4. 電子ブックで読めるもの

六本佳平(1986)『法社会学』(有斐閣).

https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000019045

※電子ブックの読み方(東北大学附属図書館)
http://www.library.tohoku.ac.jp/search/ejournal/manual/MeL.pdf

5. 体系的な文献

E. エールリッヒ著、河上倫逸・M. フーブリヒト訳(1984)『法社会学の基礎理論』(みすず書房).

M. ウェーバー著、世良晃志郎訳(1974)『法社会学』(創文社).

渡辺洋三(1959)『法社会学と法解釈学』(岩波書店).


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