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私がnoteを書く意義

初めましてhosayoです。

いきなり本題に入りますが、私がnoteを始めようと決意したのは創作活動にこそ自分の生きがいが見つけられるのではないかと思ったからです。

大それたことを申しておりますが、なんてことはなく、ただ単に自分の周りの人がうらやましかったからです。

私の周りの友人たちは、とかく何事かに熱中している人が多いのです。

音楽づくり、バレエ、心理学、プログラミング、数学、俳優、アイドル、ソシャゲ、アニメ、日本史、能、演劇、ファッション……とか。

そのような友人たちを、私はいつも誇らしく思い、同時に何にもなれない自分をひどく卑下しています。生きる目的をうまく見つけられず、ただ目の前に楽しそうなことに惹かれてしまうのです。刹那的な快楽を求めることはまったくおかしなことではないですし、あれこれ飛び込めるチャレンジ精神はむしろ美徳の一つではありますが、ただ自分には生きがいが必要だと感じるのです。

根無し草な自分

こと自分に関しては、何か熱中できる軸を見つけたいのです。自分は臆病でチャレンジ精神には乏しく、安心安全の立ち戻る基地がなければ何かをつまみ食うことすらままならない。となると日々の生活が虚無と化すのです。虚無を埋めるべく情報の洪水へアクセスし、掴み取った小枝をあたかも自分の嗜好かのように再提示され、いつしか自分の好きだったものすら語れなくなる。私は大学時代の多くを電脳世界に捧げてしまったことで、自分を思考することができなくなってしまったのです。

それではいけないとあれこれ探してみるのですが、手を伸ばそうとするたびに私の怠惰が顔をのぞかせてきます。情報社会の功罪として誰しも心に怠惰を飼っているとは思うのですが、私の怠惰はラブラドールレトリーバーのように活発にはしゃぎまわるのです。

結局何にも夢中になれず、私は自分を見捨てました。厭世と諦観を極め、成り行きに任せたのです。そうして大学を卒業し、コロナの動乱を背景に新社会人へとステータスチェンジをしました。研修にも身が入らず布団で電子世界に入り浸っていると、ふとある思いが生まれたのです。ありきたりですが「俺の人生、これでいいの?」と。このまま大人になって(というかもう十分以上に大人なのに)、誰かに誇れる自分になれるのか、と。

当然、無理です。ですがもう諦めたのです。何にも夢中にならず執着をしないほうが、労力がかからなくて楽なのです。俯瞰してニヒルを気取っていたほうが傷つかないのです。そう思おうとしたのですが、それはやはり無理でした。私が今まで見聞きしたこと、ヒト、もの。今まであえて忌避していたこと、ヒト、もの。なぜかを考えて気づいたのです。すべてに通貫していたのは、夢中になれることへの痛いほどの憧れだったのです。

面接で話した「なりたい自分」

就活でよく「将来どうなりたいですか?」と聞かれていました。媚びを感じさせる回答を痛く嫌った一年前の私は確か、「いいお父さん」になりたいと答えたのでした。自分が想像する「いいお父さん」の条件は

①息子娘を一人私立の中高に通わせる余裕があるくらいの稼ぎがあること

②妻息子娘と仲良く会話ができていること

③仕事や何かほかのことに心血を注いでいること

でした。会社での将来の活躍の見通しに全く関係がない返答だったので、もれなく面接には落ちました。ただあの時点での、そして現在でも、私が思うなりたい像はただこれだけなのです。正直な本音はただ、自分は「いいお父さん」になって妻息子娘から少しでも尊敬される人でありたいんだな、ということでした。

もちろん子供ができる保証も、ましてや結婚ができる保証もありませんが、私は誰かからちょっとでも尊敬されることで生きていけるのだと思ったのです。自分が大切に思っている、友人や家族や他の誰かから。そしてその尊敬の源泉は、私にとっては夢中になれる何かがあるかどうか。これさえあれば、いやむしろこれがないと、尊敬を受けられる人にはなれないと思ったのです。

物書きをやってみる動機

夢中になれそうなこととして、真っ先に上がったのが小説でした。小中高と自作小説をしたためていた私でしたので、なぜ今まで忘れていたのかというほどでした。案の定、読書は気持ちが落ち着いたし、執筆は心が躍ったのです。しかし過去の私は同時に、この領域での自分の才能のなさに気づいて辞めたのです。物語をうまく紡ぐ力がどうしたって足りないと見切りをつけたのです。

ということで、物書きの中でも日々の気づきを書くこと。これについては物語を紡ぐ力とか、そんなことは特別必要ではないのです。誰かと競争するわけでもないから、才能のあるなしは関係ないのです。そう思って、この日々の気づきを記すことを始めようと思い立ちました。

今回の要点

大変長くなったのでまとめます。

自分の生きがいかもしれない物書きをまずは再始動し、これを続けることでいつか誰かから尊敬されたらいいなあ、という目的で始めます。

初回の投稿は以上になります。次回投稿はいきなり何かトピックについて書くかもしれませんし、何を書こうか迷っているという内容を書くかもしれません。

今後もひとつ、どうか暖かく見守っていてください。

(ヘッダー画像は今後すべて私がとった写真となる予定です。一応趣味のようなものなので。大学一年次に撮った奈良の鹿です)