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面付け用スクリプトに挑戦(1)

入稿されたPDFをオンデマンド印刷用に面付けする。
Indesin用のそんなスクリプトを退職した前任者が残していってくれたが、難読化されており触れないまま使用していた。
しかしPCを更新したら使えなくなったので、キチンと動いていた旧PCに戻りESTKから実行するといろいろな変数が見えてきた。
その中にOSのバージョンが変数として存在していた。どうもOSのバージョンがWindows7じゃないと何もせずに終了する、という分岐がふくまれているようだ。
うー性格悪いなこの前任者。社長も何を言って怒らせたんだか…。
MicrosoftAccessのVBスクリプトにも置き土産を仕込んでたんだよね。しかもそのスクリプトにパスワードを掛けていってしまうという念の入れようで。
そちらの置き土産は最初にPC内部の日付を取得して、それがその人の退職日から半年以上経っていたら何もしないまま終了するというもの。
実際に使用していたオペレータは「スクリプトは動くけど、今までのような結果が得られない」と騒ぐのみで調べようともしなかったみたいで、スクリプトにパスワードが掛かっていたことすら気づいてなかったけど。
こんな愚痴を書き連ねるつもりはなかったけど、社内では理解できる人が皆無なのでここで吐き出して少しスッキリ。

ということでまずは同じデータをノド合わせにして1ページに2丁配置、トンボその他の情報を配置したい。
オンデマンド印刷に使用する用紙サイズの真ん中には全ページ分入稿データが配置されているところからスタートすることにする。ここまでは公開されているスクリプトでできるので。

一度にすべてやろうと思うと頭がパンクしてしまうので必要な動作を順に書き出してみようと思う。

1.必要な情報をドキュメントから取得する。(総ページ数、仕上がり判型、配置されたデータファイルのフルパス等)

2.仕上がり領域外に印字する情報(作業日、得意先、品名など)

3.任意のページに同じデータを2回配置。

4.裁ち落とし(3mmに決めちゃえ!)分画像ボックスを拡張する。画像ボックス内での位置もここで指定。

5.画像ボックスの位置を調整。片方を180度回転させてノド側をくっつける。

6.トンボや刷本に入れておきたい情報を配置。

7.必要なだけ上記を繰り返せばオンデマンド印刷用データができあがるはず。

以上のように目論んで作業をスタートさせる。完成させるまでは面付け作業の必要がある場合、旧PCに戻って作業だね。

リファレンスが頭に入っているわけではないので、やりたい作業から逆引きでマニュアル本調べたり、ネット検索したりという、典型的な付け焼き刃であります。

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