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『みんなで本をもちよって』と『じゃれ本』で遊ぶイベントを主催した話

5月4日、愛知県の大須にある、名古屋の本好きの聖地『図書室喫茶酒場 本棚探偵』で、「本にまつわるアナログゲームで遊ぼう」というイベントを主催しました。

ありがたいことに大変好評だったので、秋頃に2回目も開催したいと思い、主に自分の備忘録として、当日までの流れや反省点などを、noteに記録を残しておくことにします。
・『みんなで本をもちよって』 or 『じゃれ本』を使ったイベントを主催したい方
・本棚探偵でイベントをしたい方
は、参考になるかもしれません(ならないかもしれません)

1.企画から準備まで

この企画をやろうと思ったきっかけ

 そもそも、なぜこのイベントをやろうと思ったのかというと、昨年度、職場の読書週間イベントで、『みんなで本をもちよって(以下、みんなで〜)』という、本を使って遊ぶ大喜利カードゲームをやったことがきかっけでした。
 仕事なので、当然GM(ゲームマスター)は私が務めたのですが、予想以上の盛り上がりをみせ「私もプレイヤーとして混じりた過ぎる〜!!」となったわけです。
 しかし、私にはプライベートで一緒にゲームをやってくれる人はいない……。そうだ!普段お世話になっている『本棚探偵』のママに、相談しよう!という流れで、この企画は始まりました。

需要調査

 『みんなで〜』に『じゃれ本』というリレー小説ゲームを加え、『本にまつわるアナログゲームで遊ぼう』というイベントをやるぞ!と決めたのはいいものの、需要がゼロだったら辛すぎる……。 そんな思いから、先ずはTwitter(現:X)で、「もしこういうイベントがあったら参加してみたいですか?」とツイートしてみました。 結果、5名の方に挙手いただき(感謝!)開催を決意。初回開催のため、さすがに今回は自分でGMをすることとし、具体的な計画を立て始めました。

参加費を決める

 本棚探偵さんの2階を2時間貸し切るスペース代(飲み物1杯付き)と、じゃれ本1冊で大体1,300円のため、諸経費含めて参加費は1,500円に設定しました。よく考えずとも、『みんなで本をもちよって』のゲーム本体代(約2,000円)を含めるとその時点で赤字なのですが、何事も初回開催時はそんなものです。文学フリマに出店した時も、初回は4万円の赤字だったから大丈夫!!(本当に?)

申込み方法を決める

申込み方法は、システムが自動的に申込者をスプレッドシートでリスト化してくれる機能をもった『Googleフォーム』を選びました。

ポスター作成

Wordでプレイヤー募集のポスターを作成。

募集開始

 4/7の昼ごろ、上記のポスターを画像添付し、Twitterで募集要項を投稿。
 本当に人は集まるのだろうか、という不安な気持ちは、有難いことに杞憂で終わり、募集当日に満席になりました。

準備(備品編)

 ゲーム本体以外の備品は主に無印良品と100均で調達しました。2回目以降も開催したい、という野望もあり、次回も使えるもの(鉛筆や鉛筆削り)は少し良いものにすることに。
 ただし、名札(『みんなで〜』には必須の備品)は、肌に直接触れるものであるため、使い捨てがいいや、ということで、色んな100円均一を巡った結果、ダイソーの不織布吊下げ名札(5枚り)を採用。決め手は、名刺サイズの紙がちょうど入るところでした。10枚入りのもあったのですが、サイズがマニアックすぎたんだよね……。なお、名札データはWordで作成。Word君大活躍。

↑これです

準備(備品以外編)

 私は頭が悪いのでアドリブ進行が全くできません(仕事で嫌になるほど証明済み)そこで、台本とタイムスケジュールの準備はしっかりしました。一度作れば2回目も流用できるので、ここは頑張りどころです。
と、わかっていたのに、手をつけたのはイベントの前日でした。愚か。

2.そして当日……

 例の如く、準備はギリギリなってしまいましたが、無事開催することができました!
 いやー!!楽しかった!!!
 参加者の皆さんが心の底から楽しんでいらっしゃるのが分かって(笑いすぎて涙を拭っている方がいらっしゃったのを私は見逃さなかった)本当に企画してよかったな〜〜〜〜!!
そして、『みんな〜』および『じゃれ本』というゲームの持つパワーに、改めて感心したのでした。

真剣にじゃれ本と向き合う参加者のみなさま

……ということで、無事イベントを完遂できることができました。
一緒に全力でゲームを楽しんでくださった参加者のみなさん、そしてGW真っ只中の土曜日に、会場をお貸しいただいた本棚探偵のママさん、本当にありがとうございました!


3.まとめ

最後によかった点、および反省点などを記して終わりたいと思います。

🙆‍♀️よかった点

・ひと通り準備が終わった後に、会場の下見にいき、リハーサルをした
→ 書き物ができる大きめの机の数が足りない、ということに気づき、クリップボードを調達しました。想像ではどうにもできないことって結構あるよね……

・事前に何かあった時のフォローを常連さんにお願いした
 → 心穏やかに準備・進行ができました。Mさんその節はありがとうございました

・『みんなで本を持ち寄って』で民主主義ルールを採用しなかった
 → 最初、民主主義ルール(多数決で一位の回答を決める)にしていたのですが、人数が多い&席が離れている、という会場の特性を鑑み、前日にお題を決めた人が一位を決めるルールに変更しました。民主主義ルールのままだったら、誰が誰に指をさしているか分からず確実に混乱していたと思われる

・『じゃれ本』で、次の人への原稿の回し方に一工夫加えてみた
 →自分の分の原稿を書き終わったあと、右周りに1つずつじゃれ本を回していくと、次に書く人が最後まで同じ人で固定されてしまうので、1ターン目は右に1つ、2ターン目は右に3つ……というように、じゃれ本の回し方に動きを持たせることにより、毎回前の文章を書いた人が違う、という状況を作りました。

・タイムキープ用の時計に「Time Timer」を選んだ
 『みんなで〜』『じゃれ本』共に、タイムキープ用の時計は、『Time Timer』というアプリをipadに入れて使いました。視覚的に、デジタル時計より残り時間がわかりやすく、非常に良かったです。

🙅‍♂️反省点

・日程が合わず参加できなかった / 告知に気づかずいつの間にか満席になって
 いた、という方がいらっしゃった

 → 次回は曜日時間が異なる2日体制にしてもよいかもしれない

・トイレ休憩タイムを設けなかった
 →  GM(私)が、ゲーム中に尿意に襲われたため、全てを放棄し離席しました

・10分程度、時間が過ぎてしまった
 → 緊急でトレイ休憩時間を挟んだため、時間が10分おしてしまった。
  トイレ休憩はタイムスケジュールにいれよう

🐈次回はこれをするとよいかも

・Googleフォームに、設定人数を超えたら、フォームを閉じる、というプログラムを仕込む
 → 寝ている間に定員を超える申し込みがあったらどうしよう、という心配をせずに眠りにつける(今回は、早めに席が埋まったので熟睡できました。感謝!)


次回はプレイヤーとして参加するぞーー!!

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