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友達

早速ですが、私には友達がいません。

オンラインゲームで知り合った読書好きのフレンドさん達を友達と言ってよいのなら、是非そう呼ばせていただきたいが、これがオフラインの世界になると、ガチでいない。ZERO~!

自慢ではないけれど(ちょっと自慢)、学校や職場での人間関係作りはわりと得意な方で、職場の同僚と遠方ヘ旅行にいったり、上司から頻繁に飲みに誘ってもらったりはしてきた。しかし、卒業や退職を機にそのコミュニティーを抜けたとたん、その人たちとはぷっつり縁が切れるのだ。

同じコミュニティーに属する=自分も大体似たような環境で生活しているから、会話も弾むけれど、そうじゃなくなった時、みんな何を話題にしているの?

今でこそ読書や映画鑑賞という趣味もできて、同じ趣向を持った人相手であれば小1時間は喋っていられる自信があるが、そんなものがなかった空っぽの私に、友達関係の維持というのはいささか難易度が高すぎた(FF14で言うところの零式ぐらい)

唯一の例外として、幼稚園~高校が同じで、私のことを親友と呼んでいた人もいるにはいる。
彼女に対しては、学生の頃から、(あれ?)と思うことも多々あったけど、友達がゼロになることを恐れ、卒業後も友達付き合いを続けていた。

しかし、そんな一方的に我慢するような関係は長く続くはずもなく、とある病気を罹患し人生のどん底でもがき苦しんでいる私に、メガトン級の「私今最高に幸せなのマウント」をとってきた彼女を許すことができず、そのまま縁を切った。26歳の夏だった。
(余談:この前FaceBookを見たら、マルチにはまってて、笑いました。性格悪くてごめんな)

それから10年間、私の友達いない歴は更新され続けている。

数年前までは、そんな自分がおかしいんじゃないかと思って、友達作りに躍起になってはすぐ飽きる、という、はた迷惑な行為を定期的に繰り返してきたのだけど、3年前からそれが全くと言って良いほど起きなくなった。

理由は分かっている。金曜日のオンライン読書会を始めたから、だ。

ありがとう。会ったこともない、顔も知らないフレンドたち。
あなたのおかげで私の精神状態は今、人生一、安定しています。

やっぱり、あなたのこと、友達と呼んでいいですか?

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