割れ目に…atかがみの近代美術館#2024-30

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梅雨に入ったある日の午後

かがみの近代美術館へ行ってみる

館内中央の板座敷に目に留まる花

ささゆり？てっぽうゆり？備前焼花瓶とともに

てっぽうゆり、ささゆりにも見える

どちらにしても名前からこの百合の力強さを見せつけられる
なぜか備前焼の花瓶が斜めになっているその途中からだ

斜めの理由も、ちょっとしたひび割れではなく、何かにこじ開けられたように、まさか鉄砲百合に無理やりこじ開けられたのではかかろうか

咲いている1本の茎から2輪の花がこの世の生を受け、大あくびをしているように咲いている

感心して写真を撮っていると、

美術館館長「われめにささゆり」とつぶやく

その瞬間に自分のイメージが鉄砲で撃たれたかのように、はじけ飛んだ

感性とはそうなんだ。
誰のものでもない、自分自身からあふれるもの。

ますます感性に寄り添う自分を磨こうかな
しっとり梅雨入り後のひと時

ではまた

かがみの近代美術館

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