パンとサーカス
最初図書館で借りようと思って「パンとピエロ」と検索してヒットしないので諦めて買って読んだらパンとサーカスだった。朝日新聞で鴻巣さんが書評してて読みたくなって。
暑さ5センチの本だけど一気に読めた。東京新聞で連載されてたというので納得。世直しのためなら殺人も許される?「罪と罰」を補助線にしているという鴻巣さんのコメントにも納得。
CIAと日米安全委員会によっていいように搾取されている植民地日本。そこから抜け出したとしても次は中国の属国になるだけ。みたいな話が面白く書いてあるんだけど、「そんなもん」「青臭いこと言ってもしょうがない」とすぐ諦観し魂抜いて生きてる大概の日本人にカツ(ハムカツ?)を入れたい島田さん1960年代生まれの気持ちがわかる気がするのは気のせいかな。
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