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1984年

2022.2.8

とにかくこの私にとっては分厚い本を最後まで読み切ったことは自分をほめてあげたい。(途中のゴールドスタインの教書(?)は飛ばしたけどね)

初めてどういう話かわかったわ。全体主義と独裁制の違いもわかっていなかった私です。

全体主義はおそろしい。どうやって、「普通の」知性がそれに組み込まれていくのか、ということが不気味なリアルさで書かれていて、洗脳こわい、拷問こわい・・・!!!

途中に出てくる言葉だけど、「権力を維持する『方法』は理解できるが、その『理由』がわからない。」というのがあるんだけど、それに対してオブライエン(全体主義側のエース)が「権力は権力のため」と言うんだよね。

「言葉」を支配することも書かれている。(それは方法ですね)

人は言葉で思考するから、言葉を奪うと思考できない。

「二重思考」もそう。矛盾する二つの事柄を同時に等しく信じるようになること。もう意味を失っていますよね。完全思考停止です。

ジョージ・オーウェルという人はすごい人だな。

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