POG向け⑫：一口馬主クラブ GITC編(4頭)

各一口馬主クラブの注目馬まとめ，第3弾はGIサラブレッドクラブです。
今回のnote作成にあたり，改めて全頭について昨年度の自身の評価の見直しを行い，各馬の最新調整状況も踏まえて，4頭を厳選しました。

〇牡馬(1頭)

①ドゥカート (G9.キャットコインの22)

・父：レイデオロ
・美浦 宮田厩舎所属
・直近の馬体重は464kg。
・3月にゲート試験合格済，何本かトレセンで乗り込んでから山本TCに放牧に出た。順調にいけば6月東京開催でデビュー出来そう。

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募集時レビュー 詳細
G9.キャットコインの22
牡 募集価格5000万円
馬体:29/35，体質:17/20，運動神経:37/45，総合点:83/100，総合評価C
将来性★★★☆☆，コストパフォーマンス★★★☆☆
遅生まれということもありまだ幼さを残す造りではあるが，肘付きの角度は理想的で，大腿二頭筋も良く発達している。前繋ぎはやや長め/寝気味に映り，適性は芝マイル～中距離。
飛節の伸びにやや甘さはあるが，後肢の可動域自体は広く，推進力をロスすることなく，前進運動が出来ている。また，首をうまく使ってリズミカルに歩けている点もプラス材料。
母キャットコインは現役時に3連勝でGIIIクイーンCを制覇した快速馬で，本馬は5番仔にあたる。これまで目立った活躍馬は出ていないものの，全体的によくまとまっており，先々は上級クラスでの活躍まで期待したい。

〇牝馬(3頭)

②オールザレイジ (G34.オールポッシブルの22)

・父：エピファネイア
・栗東 寺島厩舎所属
・直近の馬体重は504kg。
・4月に既にゲート試験合格済。募集時の脚回りはかなり緩かったものの，その分トモがしっかりしていてその弱点をうまくカバーできていた。
・6/2(日)京都 新馬戦(芝1,400m)でデビュー予定，鞍上は藤岡佑騎手想定。

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募集時レビュー 詳細
G34.オールポッシブルの22
牝 募集価格5000万円
馬体:27/35，体質:18/20，運動神経:40/45，総合点:85/100，総合評価B
将来性★★★★☆，コストパフォーマンス★★★☆☆
肘付きの角度はやや急に映るが，体幹がしっかりとした立ち姿で，馬体全体の均整が取れている。また，半腱半膜様筋のラインも目立っており，適性は芝マイル前後。
飛節の伸びにやや甘さはあるが，後肢の踏み込みが深く，前進気勢が旺盛。また，肘付きの角度も考慮すると，肩甲骨周りの柔軟性も十分で，四肢を連動して適切に動けている。
母オールポッシブルは現役時代短距離を中心に中央5勝のOP馬で，本馬は2番仔となる。現時点では繁殖能力は未知数も，本馬の運動センスの良さは際立っており，将来が楽しみな1頭。

その他では，募集時に実力不足で高く評価しきれなかったものの，再度見直しを繰り返して以下2頭にも注目したい。

③ベラヴィットーリア(G48.ベラポーサ)

・父：ダイワメジャー
・栗東 高柳厩舎所属
・募集時は次点評価まで。トモの力強さが目立ち，ダイワメジャー産駒の良さが出ている馬。
・馬体重は500kg前後。既に先日ゲート試験を合格し，チャンピオンヒルズ放牧中。芝1400mでデビューになりそう。

④ロッツオブプランズ(G46.レディプランスアロットの22)

・父：ブリックスアンドモルタル
・栗東 四位厩舎所属
・募集時はノーマーク。脚回りがかなりしっかりとしており，トモの力感もあって重心のブレがなく好ましい歩様。馬体含めて本来もっと高い評価をすべきであったと感じた。
・馬体重は480kg前後。昨年募集終了後にOCD除去手術を受けているが，現在は1F 15秒のペースで調整が進められている。

〇募集時レビューリンク