見出し画像

【回顧】有馬記念 クロノジェネシスは…

皆さまこんばんは😄

昨日の有馬記念は、1人気のクロノジェネシスが勝利。
今年は牝馬の強さが目立った1年でしたが、
最後の最後も、やはり牝馬でしたね。

有馬記念のファン投票で「1位」に支持された牝馬としては
"史上初"の勝利。

95年 ヒシアマゾン 5着
97年 エアグルーヴ 3着
98年 エアグルーヴ 5着
07年 ウオッカ 11着
(08年,09年も選出されるものの不出走)
10年 ブエナビスタ 2着
11年 ブエナビスタ 7着
19年 アーモンドアイ 9着

牝馬が1位になること自体、これしかありませんので凄いのですが、これだけの名牝たちが勝ちあぐねていたわけです。

まさに

歴史の扉を開いた

そう言えるでしょう。

それではレース回顧をしていきます。
(クロノジェネシス中心になってます。スンマセンw)

大方の予想どおり、バビットがハナを切りましたね。
オーソリティの2番手もある程度読めましたが、
思い切って行ったなぁと感じたのはブラストワンピース。
結果的に競走中止となってしまいましたが、良い騎乗だったと思いますよ。

スタート直後は、フィエールマンとクロノジェネシスは並ぶかたち。

ルメール騎手といえば、菊花賞でコントレイルをぴったりとマークしたあの騎乗が記憶に新しいところですが、この瞬間「わー、ルメール……やるわ…」と思いました(笑)

ただ、ここは中団より後ろ。
キセキも出遅れましたし、スローになることを嫌ったのか、ルメール騎手はクロノジェネシスのマークを解いて、前に行きます。

2頭の位置関係はこれでガラリと変わりました。
結果的にクロノジェネシスにとってみれば「楽になった」と北村騎手は感じたそうです。
あのままプレッシャーをかけられ続けたら「動きたい時に動きづらくなってた」と後々話しています。

まあでもね、個人的にはリアルタイムでこれを見てて
「友一、そこで大丈夫か!?」と心配してました(笑)

とりあえず折り合いはバッチリだな、とは思いましたが、ペースはそれほど上がらないだろうと考えていましたから、ちょっとその位置どうなのよ、と(^_^;)

案の定、というかやはりバビットの単騎逃げとなると、この流れになりますね。1000m通過は62秒少々。
例年の馬場であれば「超スロー」の部類に入りますが、今年の馬場でいうと「ミドル寄り」ですね。

ただね、私はそんなことはレースを見てる最中はフッ飛んでますから「おいおい友一、そりゃあかんのじゃ…」と思ってしまったわけです(笑)

クロノジェネシスは向こう正面中間で動き始めます。
ちょうど、残り1000mあたりでしょうか。

ただですねぇ…ペースが上がり始めた地点がこの辺りでもあるんですよね。
そこまでは「12.5~12.9」のラップを淡々と刻むペースでしたが、残り1000mからは「11.8ー12.3ー12.1ー11.9ー12.6」という流れ。
位置取りが後ろの馬がここで仕掛けるというのは、普通なら"早すぎる"んじゃないかとも思えるんですよね。
前がまだ余力を残した段階で加速していく中、それを上回るスピードで押し上げる必要がありますからね。
2着になったサラキアに騎乗した松山騎手は
「勝ち馬が捲っていきましたけど、早く行くと甘くなるのであそこは我慢して最後にかけました」とコメントしています。

そりゃあ当然ですよ。松山騎手の判断は正解です。
だから、クロノジェネシスは……

ん?これ、4コーナーで息上がらんか?

私はそう思ったわけですよ。ところがですねぇ………

あろうことか、馬なりのまま楽な手応えで外を回ってくるじゃありませんか!!( ゚Д゚)
クロノジェネシスの捲りに着いてきたキセキ(たぶん宝塚記念の再現を狙ったと思う)は既に追いまくっていたし、カレンブーケドールは、言うなれば宝塚記念のラッキーライラックのようなかたちで動かされて既に追っています。
その点、フィエールマンはさすがのスタミナで、4コーナーの手応えもクロノジェネシスの次に良かったです。
まあ、"次"という部分が最後の差に出た格好ですけどね。
サラキアはなるべく遅れを取らないようにしつつ、何とかギリギリまでエンジン点火を待とうとしていましたね。

そういえば松山騎手、スプリンターズSでも人気薄の追い込み馬(アウィルアウェイ)を持ってきましたけど、腹を括って溜める競馬を出来る立場の時は、こういう上手な騎乗をするイメージがあります。これは来年以降も要注意ですね。

さて、話を戻しますが、4コーナーのクロノジェネシスの手応えを見て思わず笑ってしまいました。

強すぎる、はははっ…やばっ

あとはもう直線では呆然と見てるだけでした(笑)
着差はそれほどつきませんでしたけど、正直これは馬場が悪くてトップスピードが出にくい状態でしたからね。

今年のペースで、あの位置から、あのタイミングで自分で動いて、あの手応えで回ってくるなんて…凄いものを見ました。
鞍上との信頼関係、阿吽の呼吸なんでしょう。今後注文がつくとすれば、極端な内枠の時になるとは思いますが……常に想像の一歩上の「大人な競馬」をされるのでねぇ。

ゴール後も特別息が上がっている様子も無かったですし、堂々とした足取りでした。素晴らしい勝ちっプリです。

北村騎手がインタビューで言っていましたが
来年の競馬界においては、中心の1頭になるでしょうね。
5歳世代がゴッソリと抜けるわけなので、どのみちそうなるんですが、まさに堂々と主役を張れるだけの実力をつけた1年でした。
もう………2歳時の阪神JFの頃が懐かしいですね。

まさかこんなに強くなるとは。

どんなコースでもこなせるのが魅力的ですが、
とりあえず言えることは、
「阪神・中山ではかなり強そう」ってことですね。
あとは、どうなんだろ……海外も行くのかな…??
バゴ産駒という字面だけでも、凱旋門賞を狙ってほしいという声もありますけど、個人的には……んー。どうかな。
北村騎手とのコンビのまま挑戦するなら良いと思います。
今までは、現地で乗り慣れてる騎手に替えて挑戦するケースが目立っていましたが、結局それで結果が出ていないので……。
だったら、主戦で挑戦すべきだと思うんですよ。どうせならね。

ま、そこは斎藤調教師に期待したいと思います(笑)

最後ちょっと脱線しましたが、今年の有馬記念も良いレースになってよかったです。また来年の競馬界もどうか盛り上がりますように。

ブログランキングはこちら↓↓↓
 競馬ブログ人気ランキングへ

私のブログはこちら↓↓↓
 ホースラディッシュの競馬予想【管理人Tomyのブログ】

★サポートしてくれると筆者が喜びます(о´∀`о)★

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?