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天皇賞(春) 買える騎手

こんにちは。Tomyです。

長距離重賞においては『騎手の重要性』が大きくなると言われています。
中距離以下に比べて絶対的な施行数が少ないため、"よく来る騎手"、"全然来ない騎手"のイメージが何となくつきやすい印象です。

例えば、今年は騎乗がない福永騎手あたりは、個人的には得意としているなと思いますし、実際の成績も優秀です。

ここでは、複勝率・回収率・人気とのギャップについてご紹介します。
簡単な指標として参考にしてください。

※データは2012/1/1~2022/4/25までの約10年
※天皇賞春騎乗騎手のうち長距離重賞騎乗機会10未満の騎手(菱田騎手、藤岡康騎手、岩田望騎手、横山和騎手、伊藤騎手)は除外します。

騎手別 長距離重賞成績

【複勝率】

トップ3
🥇ルメール 65.0% (6-2-5-7)
🥈武豊   43.5% (3-2-5-13)
🥉内田   30.4% (3-0-4-16)
ワースト3
🤔松岡   0.0% (0-0-0-10)
🤔幸    0.0% (0-0-0-18)
🤔松山   10.0% (0-0-1-9)

ルメール騎手の安定感はさすがのひと言です。(平均人気は『2.7』ですからある意味当然かもしれませんが)
あとはご存知のとおり武豊騎手が2番手。
福永騎手が今年は不在ということで、3番手にはこちらもベテランの内田騎手がランクイン。

【複勝回収率】

トップ3
🥇石橋   245 (1-2-0-14)
🥈内田   163
🥉武豊   133
ワースト3
※複勝率0%騎手を除く
🤔川田   30 (0-2-3-20)
🤔松山   32
🤔三浦   70 (1-1-2-11)

石橋騎手は2012年の天皇賞(春)で14人気のビートブラックに騎乗して勝利を挙げているため、数値を押し上げていますが、近走はアイアンバローズとのコンビで連続好走中。
内田騎手、武豊騎手の回収率は複勝率同様安定ですが、平均人気がやや低めの内田騎手のほうが妙味はありますね。
一方、ワーストは川田騎手。
基本的に長距離重賞で積極的に買える回収率ではありません。
ワースト部門で三浦騎手を入れていますが、複勝回収率は『70』ですから、言うほど悪いものではありません。
逆に言うと、今年の場合は回収率が低い騎手が少ないということです。

【人気着順ギャップ】

※平均人気 ー 平均着順
トップ3
🥇幸    2.4 (12.2ー9.8)
🥈和田   1.5 (9.1ー7.6)
🥉石橋   0.5 (9.9ー9.4)
ワースト3
🤔川田   -2.8 (5.3ー8.1)
🤔田辺   -1.8 (7.2ー9.0)
🤔武豊   -1.4 (4.3ー5.7)

幸騎手は複勝率は0%ですが、平均人気で見ると実は全騎手の中でダントツに乗り馬に恵まれていません。
その割には人気以上の着順に持ってくる傾向はあります。
ようやく出てきた和田騎手ですが、複勝率も回収率も至って"普通"です。人気とのギャップも悪いほうには出ていませんので、平均点がそこそこに高いですね。
一方、ワーストはやはり川田騎手となってしまいました。平均人気では、ルメール騎手・武豊騎手に次ぐ3番目ですが、それ以下の着順に終わることが多いです。
また、関東の騎手でいえば田辺騎手も長距離重賞はあまり得意としていない部類で、複勝率も含めて買いとは言いづらいところがありますね。
武豊騎手は、複勝率と回収率は高いのですが、人気とのギャップは下回ってしまいます。上手なことは周知の事実であるがゆえ、過剰に人気してしまうのも要因の1つと言えるでしょう。

"騎手"の観点で買える馬(まとめ)

アイアンバローズ  (石橋)
ディープボンド   (和田)
ハーツイストワール (ルメール)
クレッシェンドラヴ (内田)

この4頭に注目してみたいと思います。

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