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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由  その69

柵の構造


柵の構造は、当然のことですが、よく考えて構成しないといけないものです。

当然、馬の体格に合わせて感覚や高さを決めるべきです。
小柄な馬であっても、肩の高さぐらいは跳び越える能力があるので、最上段は必ず頭を上げた時の高さまでくるようにするべきと思います。

また、最下段も地面から大きく上げすぎると、寝転んだ表紙に根蹴るという事も絶対無いとは言えません。

また柵と柵の間の間隔も大事です。
必ず馬は頭を入れますから、狭すぎても広すぎても良くないです。
これを間違うと最悪、馬の死亡事故につながります。
実際に長崎市で馬の荷運びをされていた八景町の古賀さんによると、とっても使いやすい馬がある朝、柵に頭を突っ込んだまま亡くなっていたという事故があったそうです。

柵は3段はあったほうがいいと思うのですが、柵と柵の間隔は、問題なく馬が頭を出し入れできる幅、2番目の柵は、馬の鬐甲(きこう:背中の一番高い部位)が引っ掛かるくらいの高さがよいと思います。

柵の出入り口として、人が横向きになると通れるくらいの縦長の場所を作っておくと移動がしやすくなるし、馬はそこからストレスなく首を出し入れすることができます。

材質は、木材の方がそれらしいと思いますが、耐久性と頑丈さを考えた場合、鉄製の単管パイプを選択しました。

これの一方に円錐のキャップをつけると、玄翁で容易に地面に打ち込むことが出来、50~60センチも埋め込んでおけば、台風などがきても全くびくともしません。

シェルターの部分は、トラック・シートを使いました。
これも高速走行にも耐えるものなので、強風にあおられてもまったく問題ありませんでした。

但し、単管パイプで気をつける点は、クランプというジョイントのネジ山がけっこう鋭利なので、馬が引っ掛けると怪我をしてしまいます。(本人はけろっとしてましたが)
なので、締めた後、グラインダーでネジ山を待つくしておく方がいいでしょう。

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