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私の好きなシャンソン / フランソワーズ・アルディ 「Soleil」

フランス語のなんとも言えない、音の感じは、他のどこの国とも違っていて、耳にするだけで心地よく、集めに集めたシャンソン集を作業中や運転中などに、かなりの頻度で聴いている。
そんな中で、お気に入りの数曲を紹介したい。
フランス語は、若い頃ちょっとだけ勉強したことがあるが、すっかり無くなってしまった。


Soleil 太陽
Françoise Hardy フランソワーズ・アルディ

Et c'était lui, le soleil
Qui faisait nos réveils
Chaque matin
Et la mer était belle
Et nous courrions vers elle 注
Main dans la main
Et puis nous marchions sur la plage
Tu cherchais des coquillages
Comme un enfant
Les mettant à ton oreille
Pour entendre je me rappelle
L'océan dedans

そして毎朝
私たちを目覚めさせたのは、
そう、それは太陽だった
そして海は美しくて
私たちは海に向かって走った
手をつないで
それから浜辺を歩いた
あなたは貝殻を探した
子どもみたいに
それを耳に押し当てて
潮騒を聞こうと
思い出すわ

{Refrain :}
Soleil, je t'aime
Et pour toujours tu es fidèle
Mais l'amour
N'est pas souvent comme toi
Pourquoi ?

太陽さん、あなたが好きよ
あなたはずっと誠実ね
でも愛は
時にはあなたみたいじゃなくなる
なぜ?

Tu avais toujours si faim
Les fruits mûrs et le vin étaient pour toi
Tu me grondais quelques fois
Lorsque je ne mangeais pas
Ce n'était rien
Et l'eau s'allongait sur le sable
Nos rêves étaient semblables
Je me souviens
Nous parlions de la maison
Des enfants que nous aurions
Et nous étions bien

あなたはいつもとてもおなかを空かせていた
熟した果物とワインはあなたのため
あなたは時々わたしを叱った
わたしが食べない時に
たいしたことじゃなかったわ
海水が砂の上に伸びていた
私たちの夢も同様だった
思い出すわ
話したわね、住むだろう家のこと
生まれてくるだろう子どもたちのこと
そして私たちはうまくいっていた

{Refrain}

Et c'est toujours lui, le soleil
Qui fera mes réveils
Chaque matin
Soleil d'hiver ou d'été
Il voit les amours passer
Et les chagrins
Combien faudra-t-il de plages
Combien d'autres visages
Pour comme toi
Oublier la maison
Et l'enfant aux cheveux blonds
Que nous n'avons pas ?

そして毎朝
私を目覚めさせるのは、
そう、それはやっぱり太陽
冬のそしてまた夏の太陽は
去って行く恋と
悲しみを見ている
いくつ浜辺が要るのかしら
いくつ別の顔が
私たちが得ることのできなかった
家やブロンドの髪の子どもを
あなた同様
忘れてしまうのに?

{Refrain×2}

[注] elle「彼女」とは当然ながら女性名詞のla mer「海」。
クープレの部分では、tu「あなた」は恋人で、男性名詞のle soleil「太陽」はil「彼」。
だが、ルフランの部分では、太陽に「あなた」と呼びかけている。






朝倉ノニーの<歌物語>より

特にサビである、Soleil, je t'aime (太陽さん、あなたが好きよ)のメロディーのところが気に入っている。



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