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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由 その109

また毎日必ずこの場所に来て作業をするわけですから、自分自身の作業をしやすくするための環境づくりが必要でした。

まずゲートのすぐ前にトラックを横付けできるよう聖地する必要がありました。またゲート前は、ひん太が頻繁に出入りする場所なので、歩きやすくかつ、滑らないようにすることが重要でした。

土嚢を旧放牧地から運び、スロープをなだらかにしました。土嚢は、凹凸
ある場所もフレキシブルにフィットるので、大変重宝しました。
スロープを下った辺りには、滑り止めとしてゴム製のトラック・シートを敷きましたが、これもまた重宝ました。

そしてゲートの右側には雨天時にもちょっと着替えたりできるようなスペースが必要だったので、やはり単管パイプを組んで板を渡し、手すりをつけた休憩ペースを作りました。
毎日の作業には、こういうスペースが大変重要で、休憩をとるだけでなく、餌桶や水桶、スコップなどの道具類を収納する場所の確保という意味もありました。
また、テーブルと椅子を設置することで、ビーチ・パラソルも使えるようになり、これは急な雨天のみでなく、日差しがきつい夏場には、餌を食べるひん太に日陰をつくる役目もはたしました。

反対側の左側には、ベンチをおけるスペースを、やはり単管パイプと板材でつくりました。
この場所はベンチの上でごろんと寝転がることもでき、ひん太を見に来たゲストが休憩できるスペースを確保するという役割を果たしました。

後に近所の中学生たちがこのベンチに座ってひん太を見たり携帯を触ったりという光景が見られました。
また、「孫に馬を見せに来た」というおばあさんと小さな男の子が、このベンチに二人でちょこんと座ってひん太を見ていたということもありました。
それらの光景は私にとって、ひん太を飼う前からずっと夢に描いていたもので、今でもそれらの思い出は宝物となっています。




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