![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107999703/rectangle_large_type_2_dea77b85f94688c35a330dd9ea8cd659.jpeg?width=1200)
子ども日本風土記 (福島) 「 いね はこび 」
いねはこび
いねを機械で かっている
みていると、かまより かり方が早い。
ドドドド、
音をだして、とてもはやく かっていくo
ハンドルを つかんでみた。
手がぶるぶる、ふるえた。
とうちゃんが作ったかけばの下へ いねをはこぶ。
四わずつ はこんだ。
わたしは、はねて、はこんだ。
あんまり あわてて、かけばの木に つっかかって
ころんでしまった。
とうちゃんが、
「あんまり はねねで、はこべ」
と、言った。
ゎたしは、早歩きをして はこんだ。
(東白川郡古殿町山上小四年 岡部文枝)
***
父親が刈った稲穂を、娘が「跳ねながら」運ぶ。
親の仕事を手伝うことは、こんなにもうれしいことなのだと、よくわかる作文である。
※「チップ」は有難く拝受させて頂きます。もし、この記事が多少でも役に立った、或いは「よかったので、多少でもお心づけを」と思われましたら、どうぞよろしくお願いいたします。贈って頂いたお金は1円たりとも無駄にせず大切に使わせて頂きます。