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「ハリーとトント」 ~ 昔の仕事日記より

軍艦島のツアー・ガイドとして、毎日軍艦島に通っていた頃。
大変だったけど、楽しかった。
子どももまだ幼くて、充実した日々だった。

「ハリーとトント」は、昔からお気に入りのロード・ムービー。
近頃は、私がすっかり「ハリーとトント」のようになってしまったと嫁さんから言われる。

17年ぐらい飼っていた猫が死にました

今日のお客さんの第一声・・・・『あたしゃ石炭なんて興味ないよ。だってそうでしょ、女性が石炭なんか!』
聞くと、東京の下町・文京区のちゃきちゃきで還暦の江戸っ子さん。
ひと昔前の私なら「なんてヤなヒトだ」で終わりでした・・・・。が、2秒後?には、「よっしゃ意地でん、こんヒトば石炭に夢中にさせちゃる!!」と燃えました。

はたして、この江戸っ子さん、帰りには「ありがとう、よかった」と缶コーヒーまでおごってくれました

(・∀・)。まぁ、その辺、江戸っ子なんで、「なんかしら、軍艦島、高島、石炭には深い何かがある」ということを察したんで、そういう態度を示してくれたのでしょうけど・・・。
いろいろな方がおられますね・・・・。

17年ぐらい飼っていた猫が死にました・・・。大往生であり、眠るように亡くなったのでよかったんですが。
子どものためにも、しっかりと死に際を見せたいと思っていたので、弱ってきた頃から、息をひきとった瞬間。そしてペット葬儀場で骨も拾わせました。
子どものため、と言いながら、実はこれ、結果的にほぼ自分の為でした。
ネコというのは犬と違って散歩などがないので、「本当に可愛がってやったのか?」が常に気になっており、亡くなった後は、このことが予想以上に胸の中で大きくなりました。
「あれもしてやればよかった」「これもしてやればよかった」と思うと胸が押し潰されそうで・・・・。
しかし葬儀をやって骨を拾って帰ったことで、かなりココロの中が整理されました。また葬儀屋なのに明るいトーンの主人と話をすることもよかったと思います・・。

考えてみれば、うちの近所には映画「ハリーとトント」のようにいつもペットと寄り添うように暮らしているお年寄りの方がけっこういますが、これらのペットが亡くなった後は・・・・と考えるとかなり心配なものがあります。

2010年06月29日20:59






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