NHKラジオの最終回は、どうしてこうも寂しくなるのか
2023年3月17日(金)。
NHK第一放送のお馴染みの番組の3人のアナウンサーさんが番組を卒業してしまいました。
・「らじるラボ」の吾妻アナ
・「ひるのいこい」の吉松アナ
・「ごごカフェ」の柘植(つげ)アナ
幸運にも3番組ともエンディングをライブで聴くことができたのですが、「なんという、さびしい一日」なのだろうというのが、実感でした。
私は、外作業の仕事の時、必ず携帯ラジオで、NHKの第一放送を流しています。
それは、ひとりで作業をやらなければならないので、時計をゆっくり見る暇も無いし、休憩などもろくに取れないので、ラジオの番組の中のコーナーや定時に流れるニュースで、時間の経過を確認するためです。
どんな雨の日でも、場所が山の中だろうとラジオが聴ける場所に携帯ラジオを置いています。
つまり、この間、「人の声・会話」というのは、この3番組に限られるので、その明るいやりとりだけが、作業中の気晴らしと言うか、励ましになるのです。
「らじるラボ」は、日替わりパーソナリティが誕生してから、ひときわ楽しみになりました。
吾妻アナというのは、他のNHKアナウンサーと違って、何でもゲストの言うことに「そうですね」と合わせるわけではなく、「ちょっと違うな」と思う時には、ちゃんと自分の意見をいう点が一番の魅力でした。
「ひるのいこい」は、最もほっこりする番組ですが、この番組が終わると、いよいよ午後に入り、作業の進捗状況の確認になります。
昼休憩を少しでも取れる場合は、この時間に取ります。
番組が10分と短いため、吉松アナの最後の挨拶は、「ありがとうございました」と簡単なものでした。
同アナは、全国から寄せられたお便りを、棒読みではなく、例えばウグイスの鳴き声などは、リアルな感じで読まれ、大変好感が持てました。
番組卒業の後は、NHKを離れられるそうですが、どうかその後も、お元気で活躍されて欲しいと思います。
「ごごカフェ」は、メインの武内アナが、とっても親しみの持てるトークで、励ましてくれます。
柘植アナは、ちょっと控えめなトークが大変好感が持てます。
番組が終了する16時前に作業が終了すると、「なんとか仕上がった!」と、ほっと安堵できます。
※過去には藤井 彩子さんの「すっぴん」や山田 まりやさんの「午後のまりやーじゅ」なども過去によく聴いていて、今は無くなってしまった番組です。
このように、私の作業にとって、NHK第一放送のラジオは、大変大きな存在となっているのです。
最終回でのトークの間、その期間中にあった、様々な日々を思い出します。
夏の暑さに気持ち悪くなって、クーラーボックスの中の氷をかじりながらなんとか続けた日。
氷水のような雨風が打ち付け、寒さに耐えられず、トラックの運転台に逃げ込んで水筒のお茶で暖を取りながら続けた日。
そして、昔の友人が亡くなったという報が届いた翌日も作業をした日など。
そして、ラジオの何よりの魅力は、全国のリスナーとのやりとりで成り立っているという点です。
一度、寒い日に「らじるラボ」の中で、お便りとともに中島 みゆきさんの「地上の星」が流れた時は、正直泣けました。
この日、3番組の終了間際には、同じような思いのリスナーの方々が、感謝の言葉を続々とサイトを通じて番組に寄せておられました。
その点では、私も感謝のメッセージをお贈りしたのはもちろん、本当に「花束のひとつでも手渡ししたい!」という思いで、最終回を聞き届けました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございました!m(__)m
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