見出し画像

対馬の対州馬 ④


「子ども 日本風土記 長崎」より


こんな小柄で痩せた馬に乗って!と思われるかもしれないが、おそらく載せている対州馬は、乗っていることもわからないぐらい平気である。

木製の鞍自体がおそらく20㎏以上あるが、それに加えてお年寄りの体重くらいなら、まったく気にしない。というか、それぐらい力が強い。

坂の町、長崎市では総重量200㎏近くを背負って坂段を上ったと言われている。

写真でみると、銜(はみ)に1本の手綱をつなぐ「一本手綱」であるが、おそらく山道などでは、銜による操作(合図)もほとんど必要なかったであろう。
通るルートなどは、覚えてしまうぐらい頭がよく、どんな夜道であっても乗っていれば自然と家に帰ったというような逸話は多く残っているという。


※「チップ」は有難く拝受させて頂きます。もし、この記事が多少でも役に立った、或いは「よかったので、多少でもお心づけを」と思われましたら、どうぞよろしくお願いいたします。贈って頂いたお金は1円たりとも無駄にせず大切に使わせて頂きます。