マガジンのカバー画像

Art, Movie, Music, Book

154
運営しているクリエイター

2021年10月の記事一覧

もう一度観たい映画 『刑事ジョン・ブック 目撃者』1985

原題「Witness」すなわち、目撃者。 偶然、殺人事件を目撃してしまったアーミッシュの母子と、二人を守ろうとする刑事ジョンブック(ハリソン・フォード)の刑事ものだが、アーミッシュの村が舞台となることもあり、コロナ禍の今、とても意味を持ってもう一度観てみたい映画である。 動画は、動かなくなった車を修理していて、たまたま流れてきたラジオの音楽に合わせてジョンとアーミッシュの女性がダンスを踊るというシーン。

「MINAMATA~ミナマタ」を鑑賞し、私の中でジョニー・デップは尊敬に価する俳優となった

*こういう映画の評価で「真実はどうか?」ととやかく言う人間が多いが、たとえドキュメンタリーであっても、編集の仕方で、カラーは幾らでも変わる。大事なのは、その後「真実は何なのか」調べよう、考えようという気持ちが起こるどうかなのだ。 *年代や出身地によって感じ方は大いに違うであろう。 しかし、熊本はもちろん、九州出身者で50歳以上の人は、この作品を観るべきだ。 *社会の不正などの問題に堂々と自分の意見を表明する有名人はほぼいない。タブーであるし、自身の収入、地位が揺らぐ可能性

'SAYING GRACE' by NORMAN ROCKWELL 1951

大好きなイラストレーターでもあるノーマン・ロックウェルの作品の中でも最も傑作だと思っているのが、この「Saying Grace」。 場所はシカゴ辺りの街中のレストランだろうか。それも高級なレストランではなく、ダイナーといった庶民的な店。 時間は朝である。 混んでいるので相席となった祖母らしき女性と孫の少年。正装して出掛ける前に朝食をとろうとして食事前のお祈りをしている。 一方、もう片方の相席の相手は、二人組の若い青年で、間違いなく店内にいる可愛い女性客か店員さんに