画家としてのゴッホは、伝道師として赴いたベルギーの炭鉱町が出発点だった
フィンセント・ファン・ゴッホが画家として活動を開始する前、書店の店員、語学学校の教師という職を経て「伝道師」を目指した時期がありました。
ゴッホ、23歳くらいの頃です。ブリュッセルの伝道師養成学校で3か月学んだ後、「不適格」の烙印を押されたゴッホでしたが、独自で伝道活動を志し、当時耳にしていた南ベルギーの炭鉱町ボリナージュへと伝道活動に向かいました。
(写真は廃坑となったボリナージュの竪坑やぐら)
当時のボリナージュの炭鉱はかつてゴッホがロンドンで見た貧民街よりもさらに悲