最も過小評価されているチャンピオン ハマカーン

ハマカーンはオンエアバトルでは常連で毎回安定した成績を残していた。

当時はコント漫才で、浜谷がボケ、神田がストレートなツッコミを持つイケメンコンビだった。

漫才も面白くいつかはM-1決勝で観れるんだろうと思っていたが、結局一度も決勝の舞台に上がれなかった。

理由としては確かに優秀な漫才師だが、あまり特徴が無いことだったと思う。フレーズや二人のキャラ、ハマカーンと言えばこれ!と言った特徴が無かったのも事実だ。漫才師は良く二人の人(にん)が見えるとより面白くなると言われる。確かに二人の特徴は上手くだせていなかった。

しかし、THEMANZAIの2011年、ついに賞レースの決勝に進む。ここでは浜谷が毒を吐き、「ゲスの極み」等のフレーズを使う浜谷を強調したスタイルを見つけて勝負した。ここら辺からメディアでも少しずつ見かけるようになるが、それでも優勝には届かなかった。

そして、THEMANZAI 2012年。ボケとツッコミを入れ替えて神田がお金持ちで非常識なキャラ、浜谷が庶民視点で強いツッコミを入れるスタイルに大きく変化させた。この漫才は誰でもわかる題材から、二人の人(にん)も見える最強のしゃべくり漫才に進化した。さらに、浜谷のフレーズのツッコミも効果的に使い、見事優勝する。

個人的には現時点でしゃべくり漫才としてはトップを走っている漫才師だと思う。どの層にもウケるし、寄席等でも無敵な関東最強の漫才師だろう。

しかし、近年ではTHEMANZAIの特番にすら呼ばれない屈辱を味わっている。今、もう一度この漫才師の二人に注目して欲しい。

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