見出し画像

抗体検査を受けた(陽性でした)

4月頭に体調を崩してました

twitterで繋がっている人はご存知かと思うが、私は4月頭に体調を崩した時期があった。初期症状は鼻水・くしゃみ・頭痛といった感じだったのだが、そこから熱が39度弱まで上がって、さらに最終的には鼻が効かなくなった。これはもしかしたら、もしかするなと思ったが、それでも自分自身が本当に感染したかどうかについてはまだ懐疑的でした。それは、

・2月から自宅作業に切り替えており、3月後半からはコンビニ・スーパー・公園以外の外出は控えていた
・症状が出る前、2週間は家族以外の人と殆ど接していない
・自粛生活を共に送っている他の家族には症状が出ていない
・私はひどい花粉症で時期的に花粉の時期と重なっている

ということで、
瞬間的に外部の人と接することはあれど、家族以外の人との接点はほぼない状態だったので、流石に感染していないだろう、これは花粉症だろうと考えたのであった。
しかし、この頃、都内の感染者は4月11日に197名を記録していて、4月17日の201名に次ぐ感染者のピークを迎えている時期である。世間全体にどんよりとした不安が漂っていた。この状況の下で、客観的に症状を見ると、私が感染している可能性は低くはない、むしろ感染していると考えて行動をするべきかもしれないと考えはじめたのだった。

それで、まずは検査をしたいと思い「新型コロナ受診相談窓口」に電話をするも全くつながらない状態で、「帰国者接触者相談センター」に連絡するも、相談窓口に連絡してくれとたらい回しにされる。東京都がLINEを通して提供するパーソナルサポートには登録しましたが、感染対策の取れていないであろう地域の医者に通う気には慣れず、まぁ耐えられなくもないので、自力で治そうと自宅で療養することを選んだ。
仮に感染していると自分の中で仮定すれば、この症状はメモしておいた方がいいかもしれないと思って、毎日の症状をメモしていた。以下がそのメモである。(弱っていたのか文章が一部メランコリックだったので、若干編集した)

4月7日:舌の下に口内炎、あまり今までできたことない場所

4月8日:続いて、唇の裏にヘルペス、舌の先に吹き出物

4月9日:なんか調子悪い、鼻がグジュグジュ、くしゃみ(花粉症?)。妻が作ってくれたきゅうりとディルのサラダ。ディルの匂いを感じない子供のおむつの匂いを感じない。うん、何かがおかしい。けど花粉症のせいで鼻が詰まっていることが原因だろうと考える。

4月10日:鼻水、くしゃみ、頭痛、熱はそれまでなかったが、ついに夜に熱が38.5度、これはやはりおかしいぞ。

4月11日:朝起きたら平熱、昼過ぎに37.4、夜に38.8 鼻水は治まったみたい。

4月12日:朝から37.2の熱、頭が痛い。それ以外の症状は特になし。頭が痛い。寝る。16:00ごろ、37.6 山梨にある美味しいうどん屋さん「やまゆり」の香り高い七味の味がしない。オムツから漂ううんち臭に気づかないで子供をずっとあやしていて、妻からこいつはやっぱりコロナだという目で見られる。
晩ご飯はタコス。マサを買ってきて作る自家製のトルティーヤ。具はアボガドと紫玉ねぎベースのもの。ひよこ豆、インゲン豆とひき肉をトマトで絡めたものの2種類。エビとブロッコリーのサラダ。どれも美味しいとは思うのだが、正直、味がしない。これは自分の記憶を食べているから美味しいと思っているのかもしれないなんて、メタフィジカルなことを考える。パクチーをかじってみるが、全く香りがしない。食事後の熱は37.6。21:30ごろ38.3

4月13日:朝起きたら36.6。頭は痛い。腰が痛い。お昼 熱は37.0 背中の関節が痛い、寒気、

4月14日:長引く頭痛に耐えられなくなり、ロキソニンを一錠飲む。すると解熱。頭痛も治る。そのまま治癒。

日々の食事の意識の高さはとりあえずおいておいて、しばらくは朝は平熱、夜に熱が上がるというパターンが続いている。またよく言われるように嗅覚の異常があった。最終日のロキソニンが効いたのか、それとも自然治癒したのかははっきりないが、朝起きた際に、非常にすっきりと目覚めたことを覚えている。あの風邪をひいた後、汗をかいて、解熱した朝の感じに似ていた。

嗅覚が復活しない


1週間ぐらいで熱は下がったのだが、どうも鼻の調子が治らない。

twitterでは副鼻腔炎でも匂いを感じられなくなるよとか、それはかなり新型コロナウイルスの症状に近いのではということを教えてくれた感染経験者のかたもいた。ただ、検査が受けられなかったので、その原因がなんだったのかは、はっきりしないままでした。
結局、いつ嗅覚が復活したのかというのは、はっきりとはわからない。日々の生活において必須不可欠ということではないので、少しづつ回復すると信じて過ごした。また、この頃、私の家族は全員、家に篭りに迫られ、1歳半の子供の世話をしながら仕事をこなければならないという状況で、正直そういうことを心配する状況でもなかった。

抗体検査を受けた(陽性でした)

幸い今は子供のおむつにも気付くようになったので、回復したと思っている。最近、当時の私のtwitterを見た方から最近連絡をいただき、抗体検査キットが手に入ったので、検査受けてみますか?との連絡を最近いただいた。本当にありがたい話である。もしかしたら、感染していたのかもしれないという気持ちを持ち続けるのは、なんとなくスッキリしない。是非受けさせて欲しいと連絡をさせていただいた。

そしてそのキットをいただき、検査をしてみた。結果、私はIgGという抗体を持っていることが判明した。タイトル写真の右側に二本の線が入っているが、それが陽性を意味している。これは感染したが、今はすでに治っていて、抗体ができているということを意味している。
ちなみに、一緒に検査した妻は陰性。自粛生活でほぼ24時間同じ部屋で過ごした妻が陰性というのは、なぜだろうという疑問が残る。
検査キットはこちらと同じものでした。

特異度100%ということなので、おそらく結果は正しいものだと思われる。
また、感度は83%ということは、もしかしたら妻に偽陰性の可能性があるということだろうか。

特異度100%というのが本当だとしたら、私は抗体を持っていることが確定したということになる。その場合、しばらくは感染しにくいと言われている。ただ、諸説あるようだし、絶対にかからないという事ではないというふうなことも言われているようだ。この辺りはこれからより正確なことがわかってくるのだろう。

ということで、抗体検査に興味のある方などの参考にでもなればと思う。私は抗体検査をやって良かった。いろいろと調べるのだが、偽陽性は低いとのことなので、やはり感染していたのだろう。症状は嗅覚異常以外、風邪とほとんど変わらない程度のものだったので、自分がサバイブしたという実感はあまりない。しかし、このように人にとっては本当に無症状ということが、この感染症の怖いところなのだろうと思う。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?