卒業旅行「4月に至る病」

2024/03/16

起床3:30

布団が汗で湿っている。設定しておいたアラームで起こされ、なんとも気分の悪い目覚めだ。朝飯にバナナを食べ、モバイルバッテリーをカバンに詰め込んで出発。

3:50
まずは吉祥寺駅まで1時間ほどの歩行。普段出歩かない時間帯なこともあって、なんだか街が別の姿をしている。寒くも暖かくもない闇の中を急ぎ足で歩く。

井の頭公園
流石に人影はない。少し物寂しさ…というかだいぶ雰囲気が昼間と違うなと感じる。休日の昼間に訪れた時は人が多いにもかかわらず、なんだかゆったりした時の流れを感じた。この時間帯は池の湿度が皮膚に張り付いて、じめっとした空気を感じる。

吉祥寺駅着
思いの外早く着いてしまった。これから始まる卒業旅行に浮き足立っているのだろうか。
駅前には夜通し酒を飲んでいたのか座り込んでる人がいる。吉祥寺、たしかにそういう街かもしれない。
駅近くには洞窟屋という家系ラーメンがある。こちらの店は朝6時ごろから営業していて、仕事前に家系ラーメン啜るのも良いな…と思っているのだが、いつ実行できるものか

さて、電車がやってきた。n度目の卒業旅行を始めよう。

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私の大学卒業を祝した卒業旅行が二年前。

そして2023年3月に大学卒業を迎える予定だった友人の卒業旅行が去年

そう、友人は去年大学卒業を迎えるはずだった。

追憶の卒業旅行にて、最終日金沢で見送った友人と再び出会ったのは三週間後、いつものベンチだった。

「どうもどうも　今日も大変お日柄がよく・・・」

いつも夜に会ってるのに、コイツはいつも「今日もお日柄が良いですなぁ」なんてふざけたこと言いながら登場してくる。

「まずはこちらをご覧ください」

そう言って彼は一枚の紙を渡してきた。

いつものベンチは地元の少し高台にある。ベンチの目の前には小さな池と満開の桜が咲き誇っていて、白い街灯が桜と池を漂う花びらを照らしていた。

薄暗闇で街灯にその紙を合わせ、その文字列を確認した。

【原級再履修(留年)について(通知)】

今でもこれを読んだ時の衝撃(笑劇)は覚えている。
私は叫びにも似た笑い声を出していた。

「うそだろwwwwwwwえ、お前内定先はどうしたんだよwwwいやこの前卒業旅行行ったじゃんかwww」

「全てをお話ししましょう」

そうして彼は事の経緯を話し始めた。
全ての何もただ必修単位落としただけなんですけどね。

これからどうするのかも話してくれた。詳細は省くが、少なくとも今回の卒業旅行は彼の大学卒業リベンジではなく、本当に誰も何も卒業していない卒業旅行となる。それで察してほしい。

春が来る

「卒業旅行の季節がやってきました。」

そう友人にLINEを送ったのは私だった。

確かに卒業旅行の季節ではあるのだが、今回は本当に誰も何も卒業していない。いったい何を卒業するというのか。尾崎豊なのか。あぁこの支配からの卒業してぇなぁ俺もなぁ。

さっそく友人宅のホワイトボードに計画を書き殴る。メインは18きっぷ二人旅。伊豆半島、京都、広島といくつか候補はあったが、そろそろ北陸本線が閉業するというホットニュースもあり金沢に行くことにした。

…ところがなんと卒業旅行前日の2024年3月15日に北陸本線が閉業してしまうので、18きっぷで金沢に行けないという事実が判明。どうしたものか…日程を前倒しできないか、と考えたが

「なら別ルートで金沢に行こう。これが俺たちのアンサーだ」

と富山を経由して金沢を目指すことにした。

初日の小田原駅待ち2分で友人回収や味噌カツrta、乗り換え待ち1時間など富山に向かうだけで各所イベントがある愉快な計画となった。楽しみですね。

さて、今年も3月4月と出会いと別れの季節がやってきた。若かった頃は春とは環境が大きく変わるものだと、そういうものと思って生きてきた。だからせめてもの報いにと卒業旅行でもして、いわゆる供養(弔い)をするんだと思う。

でも今は、今年は、これからは春が来ても環境は何も変わらない。何も卒業しない。何も動かない。

それでも4月はやってくる。4月に近づくにつれ、過ぎ去った過去が鮮明になり、感傷に浸り、至る4月の変わらない日常に、安心感も焦燥感も感じてしまう。

だから、人生の未練から卒業するために、何度でも卒業旅行を繰り返す。

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4:44 中央線　吉祥寺〜東京
乗客はまばら。でも各ロングシート半分は埋まるぐらい利用客はいる。note書くかぁ、と今回の卒業旅行とはなんなのか悩みながら都心へ向かう。

ルームシェアを初めてから都心がグッと近くなった。中央線を使う機会も増え、買い物する気もないのに御茶ノ水に行ってアウトドア用品をひたすら物色することも増えた。

灯も人も少ない車窓を眺めて、こんな時間もあるんだな、と思っていた。

5:20 東海道線　東京〜小田原
東京駅というのは特別感がある。なってったって日本の首都！と普段から思ってるわけではないけど、神奈川生まれで東京は特別な時に行くというイメージがあるからかもしれない。

友人とは小田原駅で合流する。今回は18きっぷを二人で共有するため、小田原駅での2分の待ち時間に私が改札まで出て、そこから再度駅員さんに二つ目のハンコを押してもらって入場する。

小田原駅着。1分ぐらい早く着いた。

6号車に乗っていたため目の前にエスカレーター。事前に調査済み。安全に配慮して早歩きで改札へ向かう。

友人発見。どうやら友人が先に駅員さんに話をつけてたみたいで、スムーズにハンコを押してもらえた。thank you

18きっぷ旅始まったな

まずは第一関門クリア！こういうこともできるんですね。

7:29三島〜静岡
18きっぷシーズンだからか、休日だからか、乗客は多いように感じた。いつも通りって感じか。通勤中遠くに眺めていた富士山がくっきり見える。去年の卒業旅行でも同じようなことを感じたなぁと思い出した。そろそろ富士山登ってあげようかな。でもその前に行きたい山まだあるなぁ。どうせなら富士山は最後に行きたい

8:31静岡〜浜松
運良く座ることができたので一気にnoteをすすめる。

9:44浜松〜名古屋
めちゃくちゃ満員電車だ。
列車に揺られている間、ふとあるラーメン屋の存在を思い出した。

「そういえばめっちゃドロドロなラーメン屋なかったっけ？」

調べてみると後5駅ほどのところが最寄駅らしい。

「しゃーいっちゃうか！」

ラーメン1400円

美味しくなかった。というか吐きそうになりながら食ってた。こういうのもあるんだなぁ。友人は美味しかったと言っているので、人それぞれ味覚は全然違うだと再認識させられた。ごちそうさまでした。

12:11東刈谷〜岐阜
友人を急かして電車へ。申し訳ないが、18きっぷを共有するというのはこういうことになるんだなぁ。やはりそれぞれで所有するのが最低限必要なルールだと思う。

名古屋駅通過。名古屋で矢場とんを食べはずだった可能性にサヨナラ。じゃーなー

13:15岐阜〜高山

この区間は3時間40分乗り通すことになる。途中下油井駅にてスポーツドリンクを購入170円。ただ駅前に自販機がある駅だった。

続いて下呂温泉。そのうち行ってみたいと思いつつ、まだその機会は訪れていない。Googleマップで周辺を眺めてみると、行きたい場所登録されてるところが多く、そろそろまとめて観光して回るのが良い気がする。

高山駅着
ここでは約1時間の乗り換え待ち。

日本酒飲み比べ500円。ふらっと散歩して立ち寄った店内で日本酒を引っ掛ける。
500円で複数種類の日本酒を少しずつ飲むことができる。いやこれめちゃくちゃ美味い。日本酒、銘柄種類多すぎて名前覚えるの嫌になってるので名前見ずに適当に飲みまくってたけど、どれも味が違くて飽きずに美味しく飲むことができた。

辛口〜甘口という日本酒の味の表現が直感的じゃなくて好きじゃないので表現を避けたいところだが、いわゆる辛口系の方が今日は美味く感じた。なんかもっといい比較表現が欲しいところだね

17:51高山〜猪谷
闇夜を進む。ふと外を眺めると地面が雪に覆われていてびっくりした。まだ雪が残ってるんだなぁ。車内では友人と「牡蠣を食ったときの食中毒リスク」について会話していた。リスクは負ってこー！

猪谷駅着。高山から富山までの区間は初めて通るので、出来れば昼間に通って景色が見たいところだったが…リベンジですね。

19:02猪谷〜富山
ついに富山の文字が。久しぶりの18きっぷ旅だけどやはり楽しい。こうやって思考回路をひたすらnoteに書き連ねるのと相性が良い。
さて富山に着いたらどう動こうか。

富山駅着
めちゃくちゃ若い人が多い！なにかイベントでもあったのだろうか。北陸新幹線の敦賀延伸の影響だろうか…

富山ではこちらのゆるゆりマンホールマップに沿って駅前を観光する。まずは親水公園へ

なにこれ、ディズニーランド？？？
マジで意味不明な建築物が目の前に現れて理解できなかった。富山ってなんかもっとこうパッとしない感じだったじゃん。少なくとも俺の脳内では。どうしちゃったの？二学期デビューなの？？

ｱｯｶﾘｰﾝは可愛かった。ごらくぶの歌には通勤中いつもお世話になっております。

当然この謎にオシャンな公園にも若者が屯しており、さらに公園の橋の下にはアコギと口笛の同時弾きを練習してる人もいた。「春よ、来い」や「空も飛べるはず」を練習してるもんだから、彼の演奏に合わせて口笛で勝手にセッションしてしまった。迷惑だっただろうなぁ

再び富山駅に戻るもまだまだ若者でごった返している。こんな平均年齢低いことある？？？ってぐらい

これはもしかしたら休日富山駅の日常なのかもしれないと思い始めた。実は富山って活気あるんじゃないか？

ゆるゆりマンホールを眺めつつ富山地方鉄道に乗車。まずは富山大学駅前へ

豚道場まぜそばニンニクアブラカラメ
美味すぎる！！！！！ー！！！！！！
これ西東京にもください！！！！！！！！！
マジかよ…これ東京にあったら月1.2で通うぐらい押す麺屋になってました
これが富山にあるのありがたすぎる…というか富山行く理由になり得る。また来ます

南富山駅前駅着から快活in！

富山サイコーー！！！！！！

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2024/03/17
起床5:50
禁煙フルフラットシート。アイマスクつけて就寝し途中二度ほど目が覚めたが、概ね快適な睡眠だった。パパッと準備して出発ナイト8時間1700円

南富山駅前駅から富山駅へ。210円
地鉄いいね

あいの風とやま鉄道に乗り遅れてしまったので、乗り換え30分待ち。せっかくなので周囲の散歩とお土産物色

ゆるゆりマンホールうおおおおおおお

路面電車をなんとなく眺めていると、富山駅方面から路面電車を追いかける少年がいた。なるほど、路面電車なら走れば間に合うこともあるのかとなんとなく富山の日常を見たような気がした

7:24富山〜金沢
若い人の乗客が多い。通学路線ということなのだろう。日朝でこの混雑なのだから、平日はもっと利用客が多いのだと思う。

金沢着。今日はここで1日観光。
一旦腹作りのために野菜ジュース。

手始めに近江町市場からの牡蠣
牡蠣美味い。海を感じた。海海。腹を壊すのが怖くて大量に水を摂取して体内の循環を促している。これは持論なのだが、悪いものを食べた時や病気の時はひたすら水飲んで体内のもの全部出せばなんとかなるっていうお呪いがある。

続いてもりもり寿司で寿司を連打
炙りのどぐろ美味すぎる！！！！！！！
これが寿司の答えです。

ご馳走様でした。3100円ぐらい

今まで何度も近江町市場には来ていたが、こんなに楽しんだのは初めて。買い食いが気軽にできる気持ちの余裕が生まれたのが非常に良いね。

続いて目細八郎兵衛商店へ
写真を撮り忘れてしまったが、中ではまち針含め裁縫道具、釣り針が売られていた。母は裁縫、父は釣りが好きなので丁度いいと思い、お土産を購入。なかなか良いものが買えたような気がする

続いて21世紀美術館に向けバスに乗り込む

11時25分ごろ
乗っていたバスが後ろから追突されてしまった。
交差点での右折待ちに入るまで途中で後ろからドンと衝撃があった。
運転手のそこそこ冷静そうな対応のもと、指示を受けて待機。
バス運転手から「後日警察からの連絡があるかもしれないので…」と個人情報の聞き上げあり。
10分後ぐらいに警察がやってきて、乗車位置と個人情報を記録している。
どうやらバス事故の場合は対応が違うらしく、バス事故専門の事故処理班がいるらしい。
乗客は自分達含め5人。残りの3人は地元のおばさまという感じだ。一人は時間に追われているのか事情を説明して出て行ったが、残りの人たちは「こんなことあるんだねぇ」なんていいながらダラダラしている。

12:05
乗っていたバスが動き出した。時間に追われてないとしては今回のアクシデントはなかなか楽しいもので、バス運転手さんや車をぶつけてしまった運転手さんの気苦労を思うと申し訳ないが面白いイベントだった。誰も怪我人がいなくてよかったです。私も追突には気をつけます

続いて21世紀美術館。
なんだこれは……という芸術品ばかり。説明を読む前に「これを作った人の意図はなんなのか」ということを考えながら歩いていたが、途中から考えるのをやめた。

いやでも面白かった。またしばらくして展示品が変わったら訪れたいですね

続いて兼六園へ。梅の花が慎ましく咲いていた。
兼六園は少し高台にあるようで、金沢市内を見下ろすことができた。彩度の高い苔が良かった。

久しぶりに日本庭園を眺めた。昔はなんとなく綺麗なものを眺めたいという気持ちが強かったが、今はいかにして静かな時を過ごすかを求めてるような気がする。観光客が多すぎて静かな時なんかないんだけどね

金沢はどうやらおでんが有名らしい。
兼六園内のお店でおでんを食す。二人で割って350円。無難に美味かった。特筆すべき点無し。

ここで今後の予定を見直す。この後は自由行動の後スーパー銭湯でダラダラしラーメンを食して快活inの予定。だがどうにも間が悪い。というより、ただ計画を破壊したかっただけかもしれない

協議の結果、18時に金沢駅集合としてそれまで自由行動、電車乗って野々市に移動して銭湯と飯食って快活inという話になった。

少し歩いてひがし茶屋街
良い感じですね。雑貨屋さんで七尾名産という和蝋燭を購入。火を眺めましょう。家に帰ったら試してみます

散歩して天むす食ってダラダラする

ひがし茶屋街、思ったよりという印象を受けたが、晴れていたり明け方や夜だったらもっと良い姿を見せてくれるような気がする。別の季節、時間帯でリベンジしたいね。天気が良ければひがし茶屋街裏の卯辰山に登ろうと考えていた。機会があれば

17:30ごろ
再び金沢駅へ。途中アクシデントもあったが牡蠣食ってのどぐろ浴びて意味不明な展示見てお散歩できたので多分満足。

ベンチに座ってた友人と合流して出発。じゃーな金沢

金沢〜西金沢
西金沢駅で降りてまずは銭湯へ向かう。同じ銭湯が目的地のはずなのに、方向性の違いで別行動。そういうこともある

ヘルシーバス268着
この銭湯、昔行ったという記憶があるだけど、実際いつ行ったのか記憶にない。GPSログでは2019年10月っぽい。便利な世の中ですね。この銭湯は雰囲気が特に好きで、受付のおばあちゃん、待合室に並んだ漫画、流れるBGMそれぞれの味がマッチしている。また行きたい

快活目指して徒歩

北陸新幹線延伸おめでとう

からの快活ラーメン睡眠ggs

2024/03/18
起床4:30
友人に連絡、どうやら目覚めてる様子。
4:52退店1700円
わざわざ野々市の快活クラブを選んだのはここの快活がナイト12時間パックというキャンペーンをやっていたからだ。普通だとナイト8時間1700円のところ12時間なのですごい！結局滞在したのは8時間未満だったので恩恵なかったけど

野々市駅に向かって徒歩

北陸新幹線延伸おめでとう

5:21野々市〜福井
満を持してIRいしかわ鉄道になった野々市駅。ここまで紹介を忘れていたが、今回は18きっぷの他にもう一つフリー切符を使用している

北陸3県2dayパス2800円。これを利用して富山〜金沢〜福井を移動している。18きっぷが使えないので。JRと書かれた列車に別の切符を使って乗車している。18きっぷが使えないので。

18きっぱーはいつの時代も負け続けている…という話をしてたら福井に着いた

福井着。福井をちゃんと観光したことは今までなく、今日も通り過ぎてしまうのが残念だが仕方なし。今度恐竜博物館とか行きたい。

白衣着た恐竜が好きすぎて毎回写真撮ってしまう。友人から「革靴が良いんだよな」という話を聞きよく見てみると3つの鉤爪に合わせた革靴でとても良かった。

福井〜敦賀
北陸新幹線延伸おめでとう。
「ナンダァー？ハピラインふくいってのはぁ」と思ってたが、王子保こはなさんが可愛いので許してやるか……

敦賀〜米原

日本のトルコ、米原。アジア(名古屋)に行くかアフリカ(金沢)に行くかヨーロッパ(大阪・京都)に行くか、黒海(琵琶湖)を眼前に構える否応にも選択を迫られる場所。

明日は仕事だからと東に向かう自分に、本当は大阪に行ってたこ焼きが食べたい俺が嘲笑う。欲言えばもっと西に行って尾道や宮島でダラダラしたい。諸行無常なり

米原〜大垣
米原駅での乗り換え待ちの30分はとても寒かった。まだまだ冬だなぁと思いつつも、確かに近づく春の息吹にどこかワクワクしている自分がいる。別に何も変わらないのに

今回はこんな軌跡だったらしい。はえー

大垣〜豊橋
ようやくnoteが追いついた。一旦休憩しますかね。

途中強風のため電車が停車。この区間から三河湾て見れたんだと初めて気がついた。

豊橋〜浜松
15分遅れぐらい。休日というのは素晴らしいもので、別に何分遅れようが構わない。毎日このぐらいの気持ちで生きていたいのに

浜松〜熱海
苦行の静岡区間に似合わないボックスシートの列車が現れた。すげえ。めちゃくちゃ快適すぎて1時間ほど眠っていた。この列車で2時間43分も乗れるの凄いな。

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そろそろこの旅行も終わる。無難に楽しい旅行だった。久しぶりの18きっぷ旅で心安らいだし、飯も美味かった。富山が開拓しがいのある街だと感じられたのも良い収穫だった。

欲言えばもっとやりたいことはあったのだけど、それが満たされないことを知っている。あぁ、時間が無限にあればなんて思ってしまう。何もしなくても良い時間がもっとあれば。大阪行ってたこ焼き食って、京都行って南禅寺でゴロゴロして、尾道で猫と戯れて、香川でうどん啜って、松山で道後泉海を愛でても良い、もはや全国展開となったブラックモンブランを九州で食べたいし、また屋久島に行って居るはずもないあの旅人を探したい。

わがままが増すばかりで、こんなんで本当に大人になったと言えるのかわからない。なんか多分まだ違うような気がする。なんとなく社会人ごっこをしてるだけで、どこか地に足つけない日々を過ごしてしまってる。

18きっぷ1枚で日本中に広がる自由というなの可能性。その可能性に苛まれつつもたった一択を選択しなければならない不自由性。自由と不自由が同時に存在している青春18きっぷが好きすぎて、また鈍行列車にその身を委ねてしまうのだと思う。

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熱海着。NewDaysで大分県のコーヒー牛乳とやらを購入。

コーヒー牛乳うめー。ｺｳｲｳﾉﾃﾞｲｲﾝﾀﾞﾖｺｳｲｳﾉﾃﾞ

熱海〜茅ヶ崎
茅ヶ崎〜海老名

帰るかー。