子どもに「ダメ」の理由を説明するときに避けているワード2つ

6歳女の子と2歳男の子の育児中です。
「やっちゃダメ」なことについて子どもたちに注意するときに気をつけていることがあります。
それは、「子どもに分かるように説明すること」。

その際になるべく使わないように気をつけてる言葉があります。

「危ないから」

「迷惑になるから」

どちらも、子ども(2〜4歳くらい)には伝わらない言葉だと思うからです。

道路に飛び出ると「危ない」
お風呂でジャンプすると「危ない」
傘を振り回すと「危ない」

は、全部同じ「危ない」だけど、どう危ないのかは全部違いますよね。
子どもには「危ない」って言ったところで、それがどういうことなのか全然分からないだろうな、と思うのです。

「道路に飛び出ると、車にぶつかって、大けがしちゃう。ものすごく痛くてえーんって泣いて、救急車で病院行かないといけないよ。死んじゃうかもしれないよ。そしたらもう遊んだりお菓子食べたりできなくて、ママは悲しくて泣いちゃう。」
「お風呂でジャンプすると、つるんて滑って、ぶつけて、痛くて、●●ちゃんは泣いちゃうよ」
「傘を振り回すと、先っぽが周りの人に刺さって痛いし、目に入ったりしたらものすごく痛いから、やめようね」

くらいには具体的に伝えるようにしています。
言葉を喋る前の1歳くらいでも、なるべくこんな感じで理由を具体的に伝えるように心がけています。

「迷惑になる」も同じです。「めーわくってなに?」な人たちに「迷惑だから」っていう理由は、なんの説明にもなってないと思うんですよね(^^;

誰かに言われたわけでも、何かで読んだわけでも無いのですが、私なりに「相手に分かるように伝える」を追究してる感じです笑

これには、良い点が2つあります!

1. けっこう伝わる
「危ないからやめなさい!」って言ってもやめないことも、「●●が××して△△だからやめなさい」って言った方が、やめる率高いです。(当社比) 案外ちゃんと伝わってるから、かもしれないし、もしかしたら「危ないよ」だと「どんな危ないか気になるから試してみよう」があるのかもしれないですね。笑
ここでコツは、「本人にとってどんなデメリットがあるのか」を伝えること。「あなたが痛いよ」もだし、「ママ/パパが悲しい」も(子どもがママ/パパを好きであれば)デメリットです。なるべく本人が想像しやすく、「そんならやめとこう」って思える理由づけが良いですね。

2. 自分の感情コントロールがしやすい
「なんでダメなのか」を具体的に伝えるということは「何で自分が怒ってるのか」に向き合うということでもあります。

例えば「ご飯中に立ち歩かない!」にはどんな理由があるでしょう?(「お行儀が悪いから」も、私はなるべく避けるようにしてます。上記と同じ理由から。)
・ご飯が終わらなくて、片付けができなくてママが困るから。
・部屋のあちこちにこぼして、掃除が大変だから。
・喉に詰まらせたりしたら、息ができなくなって苦しいよ。
というところでしょうか…。
そうすると「自分がなんでイライラしてるのか?」が明確になるので、ちょっと気が楽になります。
自分で片付けや掃除までしてくれる大人だったら、別に食事中に立ち歩いたって良いわけです。実際、立食パーティなんて普通にあるんですから。

「めーわく」「あぶない」「おぎょうぎ」のような、フワッとして実態がつかみにくいもの。時代や文化が変われば怒らなくても良いかもしれないこと。そういうものから解放されるのはけっこう良いものです(^^)
「そんなに怒ることでもなかったかもな」って気づくこともあります。

怒ってるときって、いつの間にか怒りの対象が「言うことを聞かない」ことにすり替わってたりしますよけ。
もちろん「言うことを聞かない」こと「何度言っても聞いてくれない」こともイライラします!ただ、「あー今私がイライラしてるのは、ご飯食べないことよりも、話を聞いてくれないことに対してだ」とかって理由がスッキリしてる方が、イライラの対処がしやすいです。楽です。イライラし続けるのも疲れますもんね。

「ダメだよ」の理由を、なるべく具体的に具体的にって考えるの、おすすめです!!

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