金星 歌詞

拍動の色が溶けた
死にたがり、バスタブの曲線
盗んできたみたい夕焼けには
ペンタトニックスケールが滲んでいて

カッターナイフなんかじゃ治せない
昔の傷全部、抉って取り出してみて
今更どうにかなることなんか限られていて
拾い集めるだけの日々です

「また明日」って君が言うから
僕はいまだに死ねないまんまで
彷徨う夕焼け
「また明日」って僕が言うなら
君は生きたりなんてしないでくれ

公転周期は真円みたくかぎりない
まるでビーナスみたいに美しいんだね
二酸化炭素にまみれてしまったこの星も
いつか君みたいに輝いて

「また明日」って君が言う時
僕はあかつき色の向こう側
彷徨う朝焼け
「また明日」って僕が言う時
君は金星みたいに輝いて
輝いて

まだ中学生です