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母語の干渉

What do you eat for dinner tonight?(今日の晩ごはん、(あなたは)何を食べますか)今はまだ「わかりません」

➡この「わかりません」を英語、フランス語、ベトナム語でで訳されるとき、

「I don’t know 」「Je ne sais pas」「Toi khong biet」となり、母語の直訳で言ってしまうと、日本語のわからないと少し意味が違う違和感を覚えたことが何回もあった。
つまり、学生たちは「まだ知りません」と言ってくるんだが、自分のことを知らない?何を食べるか知らない??となる。
少なくとも私は違和感があった。

あと他にもレストランで、注文に来るときも「あなたは何がほしいですか」と、まんまと直訳してくる(笑)

ネット上でもやはり、この「わかりません」「知りません」問題は出てきていますね。

日本語教師は日本語だけで教えられる?かもしれませんが、本当にそうかなと思っています。絶対に対照言語を勉強したほうがいいと思います。
もちろん、教室で話すのは直説法が学生にとってはいいです。でも、ひそかな引き出しとして、自分が相手の国の言葉や文法を知っていることは、信頼や安心につながります。

留学生や実習生のクラスで私が少しベトナム語を話してみると、それはそれは一気に距離が縮まります。

今更の話を書いていますが、日本語教師が何万人といる中で、自分だけのオリジナルをまだまだ模索しています。

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