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キャノンボール 大阪→東京実走編1(大阪市道路元標→名古屋まで)

お待たせしました。ようやく走り始めます。

梅田→関宿(95km地点)

このお話の区間全体図

 街の灯りに照らされて金色の錘重は梅田の街中でいつも通り佇んでいた。
大阪市道路元標、一般国道1号線の終点。ここは7路線の国道の起終点の場所。

 早朝だが車の流れはほどほどにある。エネルギーの出口を求めて学生がビル前のカラーコーンをなぎ倒していく。30分前に到着。寒くはない。風も気にするほどではない。スタート宣言用の撮影データを撮りしばし待機。

 と、そこにロードバイクに乗った方が現れた。お見送りに来てくれたとのこと。いやはや驚きました。早朝だし宣言も直前(前日の8時前くらい)だったし大阪に知り合いほとんどいないし。にも関わらず来ていただき大感激。自身もチャレンジ予定との事でした。(Thanx RX01さん)

目指せ!24時間以内で日本国道路元標


 お話ししてるうちにスタート時刻が近づく。そして午前4時30分GPSのタイマーのスタートボタンを押し、、忘れました。次の交差点で気がついたのでログはそこからになりました。

スタート!!

 まずは大阪市道路元標→清滝トンネル迂回経路→R163木津川沿いを進み伊賀市内へ。旧道のR25で伊賀越え→東海道関宿西交差点でR1に合流します。

 薄明るくなり始めた大阪(日の出は4:51)を東へ進む。早朝とはいえ市街地なので信号停止が多いのは致し方ない。
 よく使われる経路は①今福鶴見駅あたりで左折してR479→R167→清滝(青線)ないしは②イオンモール鶴見緑地のあたりで左折して花博通り、R1側道(北河内サイクルライン)を行く(緑線)ケースが多いですがF8(Fは府道)をそのまま進み寝屋川を渡ってF162、F20(旧R170)をつないで東中野の交差点を右折(赤線)して清滝トンネルに向かいました。特別な理由はないんですがこれも自分にとってシンプルなルートかと思ったのでここを走りました。②に比べて+200m、川沿いは橋のあたりで小さなアップダウンが入ります。信号は少なめに感じました。

 右折後すぐに自転車通行禁止になるので側道へ入る。最初の迂回は難なくこなしたものの次の清滝トンネルの歩道を使った迂回路に入る場所を間違えた。早速、
持病のミスコースです。ルートそのものも引き間違ってるし、、、この時前に登ってる人がいて、つい追っかけてしまいました。またこの赤線ルートで入った場所は工事車両や資材が置いてあり通り抜けできませんでした。少しロスしましたが戻って迂回路に入りトンネル内の歩道を抜けます。再びR163に合流。
 後から思うとそんなにキツくも長くもなさそうなので普通に清滝峠を越えても良いのではと感じました。

青線が正しい経路

 下り切る途中で大阪府に別れを告げ奈良県に入る。わずか5.7km走って京都府入り。R163を淡々と追い風に乗って進み山松川手前の木津市内迂回経路へ進入。地元の方もよく使うのか車が入っていくので間違えずに入れた。その後R24との重用区間に入り泉大橋を渡り木津川を初めて渡った。木津川沿いをすすむ。時折り川面が見えたり特徴的な橋が現れたりと撮影したくなるが我慢。関西本線の列車ともすれ違う。北大河原バイパスは自転車通行禁止なので右へそれる。再合流後の登りきったあたり(55km・午前6:39)で一息入れたくなったので1分ほど停車。日差しも強くなく気温も抑え気味で走りやすい。途中でコメリからパワーをもらいました(見出画像、CVなかやまきんに君)。

一息いれたとき偶然、水をたたえた水田の向こうに給水塔らしきもの発見

 R163に代わり伊賀上野からはR25を走る伊賀越えルート。近年はこちらを走って距離を短くするのがトレンド。しかしながら現在、土砂災害対策工事のため、5月30日から9月26日まで国道25号の亀山市加太北在家から伊賀市一ツ家間で、終日通行止めを実施中。この情報は掴んでなかったのでこの日取りで走ることができて幸運でした。

 砕石工場まで登りそして降る。降りの路面は荒れ気味。葉っぱや石も散乱。
ブラインドぎみコーナーも多いので慎重に。突き当たりT字路でR1と合流、東海道関宿到着。脇の関公園で小用足し水を補充します。
 【95km・午前8時1分・平均時速27.0km/h】。一生懸命漕いでるわけでなくこの滑り出しは出来過ぎな感じです。補給食は薄皮パンを一袋食べ上げたくらい。

関宿→名古屋弥次ェ町(162km地点)


 関宿からR1、R25重用区間→庄野町南右折庄野橋で鈴鹿川をわたり対岸へ→国道23号へ合流そしてめくるめく迂回路

 2分ほど停車して再出発。旧道を通る予定でしたが戻るのが億劫になりそのままR1を走りました。亀山市内は交通量は多いものの走りずらい感じはせずスムーズに走れました。庄野橋で鈴鹿川を渡り堤防道路を走ります。R1&R25をいく方が良いかもしれませんが細いながらも気持ちのいい道だしR23へ最短でアクセスするならお勧めです。高橋橋を渡り左岸へ戻りR23を潜って潜って合流します。(個人的な趣味ですが対岸の鈴鹿クリーンセンターの給水塔が見えて気分が上がりました)

 いよいよ危惧していた区間。R23に入りました。R1に代わり距離を短縮できるので現在人気のある経路です。しかし交通量が多く大型車もたくさん行き交い、路肩のスペースが狭くてみんな飛ばしてる。おまけに自転車禁止の迂回が複雑。そんなイメージでしたのでここを走るのは憂鬱でした。実際走ってみたら日曜日だからか大型車はそんなに気にならなく、まあまあ間隔をあけて抜いてくれるので助かりました。路面も比較的状態が良く追い風に乗り使える時にはDHバーを握りどんどん進みます。川を渡るときに必ずアップダウンが入りますが傾斜が緩やかなのでそれほど気になりません。揖斐川、木曽川を渡るときは晴れ渡る空と大型河川そして遠くに見える街や工場の風景がミックスされて気持ちが良かった。
 自転車禁止区間の迂回はなんどもストリートビューで予習したとはいえ覚えきれる訳でもなくGarmin先生に何度も教えていただきました。
 154km地点の公園のお手洗いで用を済ませ迂回経路をたどる。堀川を渡る時にこのルート唯一の押し歩きを入れてクリア。入り口付近が白い柵で覆われているように見えて最初は入り口がどこかわかりませんでした。ともあれ行程の30%程度が終えました。


複雑怪奇な迂回路


先人の英知の結晶

 
 【162km・午前10:19・平均速度27.8km/h】ブルベやロングライド中にみたことがない平均速度です。でも決して無理はしてません。追風万歳。走り終えてみたらR23はR254(川越街道)より全然走りやすい印象。予定表を確認したら1時間32分早着でした。予定表は平均速度22.0km/hで組みました。
 補給場所としていたこの711では補給せずgarminの表示を2番目のルート(名古屋ー興津)への変更作業のみ。街中を抜けて再びR1を静岡県に入るまで走ります。


 土地勘の薄い区間がようやく終わりひと安堵。残りの愛知県区間を終えたらキャノボ最長区間になる静岡県。おまけにR1はバイパスがほとんど自転車通行禁止。迂回迂回迂回!市街地を離れると登りも結構あったりと難儀な区間です。
 長くなりましたが(3,000字+)お読みいただきありがとうございました。




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