キャノンボール雑感
大阪から東京へキャノンボール実走して感じたことを箇条書き
東京ー大阪タイムトライアル(キャノンボールの前段階)は国道1号をいかに速く走るかだったがそこに国道1号の起終点間を24時間以内に走るという要素を加えてキャノンボールになったんだと感じた。この2要素が加わったことでタイムトライアル風味が減りルート設定の楽しさが加わり走ってみたいと思う人が増えたのではないかな。
ブルベとキャノンボールとの違いは道路元標起終点以外、計画全てが自分に委ねられてるところ。走り方などはブルベをベースにファストランに必要なことを加えて考えた。ルートを自分で決められるので準備段階でとても楽しめる。むしろ実走行より計画する方がメインではないかとも思う。(ブルベだと観光スポットや食事処探しで楽しんでる。寄ることは実際には少ないが)
経路選定は綿密に、予習はストリートビューでもいいから必ずやる。何度もやってると間違えそうなポイントとか認識できるしルートを朧げながらでも覚えられる。
GPSやスマホ、googlemapやRidewithGPSみたいなアプリ、コンビニや自販機がなかったらこんなにカジュアルに走ることはできなかっただろう。だからノーサポート単独で走れた。
簡単な計画表(距離、場所、通過予定時刻)はとても役に立った。時折みて進捗状況の確認をした。
休憩について、2時間ちょっと余裕を持ってフィニッシュ出来たので中間辺りでパスタを食べるために15分程度取ってもよかったかもしれない。あらかじめその計画なら最初に携行する補給食が減らせる。東京→大阪で箱根越えするならこの方が良いだろう。
撮影やツイートを頻繁にやりながらキャノボできる人はすごい走力の持ち主だと思う。
機材、装備に関しては軽量、空力も意識する。トラブルの起こりにくい物、使い慣れてるものを選択。DHバーとワンピースは強力アイテム。DHバーには事前に慣れておくこと。今回はチェーンの交換時期だったので事前に交換した。
風とまともに戦っても勝てない。なので風を読む知識やアプリはとても役立つ
予行演習として直前の400kmブルベで今回の作戦”なるべく多くの補給食携行してコンビニに寄る回数を減らし自販機も活用”的な走行をやってみたのは今回のキャノボを走る上で貴重な演習になった。その時も最後しょっぱいものが食べたくなって一度セイコーマートのパスタを食べた。
補給はもちろん大切だが排泄計画も重要。公衆トイレもチェックしておいたのは正解だった。
数値データ
パワーメーターはパイオニア製cannondaleSiクランクの左側計測タイプ。追い風のメリットを最大限生かした感じなのでこのような数値で乗り越えられた。
使ったお金
東京からの交通費11,433円(47.1%) 宿泊費4,700円(19.3%) 食事代5,306円(21.8%)補給食代2,857円(11.8%) 合計24,296円
交通費はのぞみではなくJR東海の販売しているぷらっとこだまを利用して2,657円節約。ただし東京ー新大阪間のみなので東京迄の交通費、新大阪以降の交通費が別途必要。移動に4時間かかる(のぞみは2時間半)。1ドリンク付きでお得。
わかる範囲で各府県データ
愛知を抜けるまでの快走っぷり。その後静岡の登り、神奈川のアップダウン、東京の信号にやられてるのがよくわかります。
気温は奈良で午前5:30頃最低の13.0℃静岡で午前11:50頃最高の35℃を記録
木津川のあたりは別の機会に訪れたい。架かっている橋や見かけた二本の給水塔もじっくり観察したい
キャノンボールは自主的なイベントだから挑戦する人、応援する人それぞれの立ち位置でこのチャレンジングなライドを静かに且つ熱く盛り上げて成り立ってるんだなと思った。
これで2022年5月22日に挑戦した大阪ー東京キャノンボールについては終わりになります。8話に渡りお読みいただきありがとうございました。今後も自転車周りのことなど書き留めておきたいことが出てきたらまたここに記したいと考えています。
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