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Affinity Designer忘備録

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Affinity Designerの業務利用(グラフィックデザイン、webデザイン)についての忘備録です。特に断りがない場合はMac用について書いてあります。
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#AffinityDesigner

Affinity Designerでのクリッピングマスクは「内側にペースト」で

こちらの記事でも触れていますが… Affinity Designerで画像やオブジェクトにクリッピングマスクをかけるときは、編集メニューの「内側にペースト(option+⌘+V)」を使います。 1、マスクをかけられる対象を「カット」 2、マスクになるカーブ(オブジェクト)を選択 3、その状態で「内側にペースト」 Adobe Illustratorと違ってマスク側の線と塗りの設定も生きているので、必要に応じて線・塗りの設定を変更してください。 ちなみにAffinit

Affinity Designer|ノードツールで投げ縄選択

ノードツール(Adobe Illustratorでのダイレクト選択ツール)でノード(Adobe Illustratorでのアンカーポイント)を選択する時、optionキーを押しながらドラッグすると投げ縄選択ができます。 Adobe Illustratorの「なげなわツール」と同じようなものですが、optionキーで切り替えができるので便利。 ちなみにAffinity Designerでは、ノードツールで選択するときは 1、まず編集したいカーブ/シェイプを選択 2、ノードを

Affinity Designerの「アセット」にどんどん登録しよう

ロゴやパーツなど複数のプロジェクトで繰り返し使うようなものは、Affinity Designerのアセットスタジオにどんどん登録してしまいましょう。 ファイルとは別に保存されているので、別のファイルでも使えるのがとても便利です。 登録はドラッグで簡単。使用時もドラッグで持ってくるだけです。 いらなくなったら右クリックで削除も簡単にできるので、なんなら一時保存的に使ってもいいと思います。 Affinity Designer2になってアートボードも登録できるようになり、さ

option+クリックで重なっている下のアイテムを選択(Affinity Designer)

タイトルで全て言ってますが… Affinity Designerで移動ツール使用時、option+クリックで重なって下になっているアイテム(オブジェクト)を選択できます。地味だけど覚えておくとものすごく便利です。 こちらの記事にも追加しておきました。

Affinity Designerペンツール使用時のちょっとしたTips

前回、Affinity Designerのペンツール/ノードツールは使用感がいい、という話をしました。今回はそれをさらにもう少し便利に使えるようになるTips、というか体験談です。 ペンツールを使うときは、ノードツールと、あとコーナーツールもよく使います。ペンツール←→ノードツール←→コーナーツールを行ったり来たり行ったり来たり… ここはショートカットで素早くツール切り替えをしたいのですが、デフォルトでのペンツールのショートカットは [P] 、意外と遠いんですよね。コーナ

Affinity Designerのペンツール/ノードツールは操作感がいい

Affinity DesignerはAdobe Illustratorに比べてペンツール/ノードツール(Illustratorではダイレクト選択ツール)を直感的に操作できると思います。 Affinity Designerはノードツールで直線を引っ張ることで曲線にすることができます。 しかも操作ハンドルの角度が固定されていないので、かなり自由に曲線をいじることができます。 そしてもう一つ、シャープノードからスムーズノードへの切り替えも簡単。片方の操作ハンドルの向きをを反対

iPad版Affinity Designer

Affinity DesignerとAffinity PhotoにはiPad版もあります。 デスクトップ版とほぼ同じ機能が使えて、クラウドを使えばデータのやり取りも簡単。Apple Pencilは鉛筆ツールでの手描きだけでなく、ペンツールでの操作もマウスより直感的にできます。 iPad版Affinity Designerは、それこそやろうと思えばこれだけで全てこなすこともできてしまうような素晴らしいアプリですが、ファイル操作やキーボードショートカットを駆使した効率的な作業な

Affinity Designerでのアートボードの設定方法

先日同僚が「Affinity Designerはアートボードがなくて困る」と話していましたが、もちろんAffinity Designerにもアートボード機能はあります。 方法その1:新規ファイルの作成時に設定 新規ファイル作成時に「アートボードを作成」にチェックを入れることで アートボードつきのファイルが作成されます。 方法その2:アートボードツールを使って作成 「アートボードを作成」にチェックを入れ忘れた時や、アートボードを追加したい時には、アートボードツールを使え

Affinity DesignerとAdobe Illustratorの呼び方の違い/パス(カーブ)関連

Affinity DesignerとAdobe Illustratorでは呼び方がちがうものがあり、意外とそこでつまづくこともあるのでまとめておきます。 制御ハンドルとハンドルはほぼ同じなので、 カーブ(オープンパス) シェイプ(クローズパス) ノード(アンカーポイント) の3つを覚えておけばパス関連で戸惑うことは減ると思います。

Affinity Designerバージョン1.9リリース!遂に同一カラーの選択が可能になりました。

Affinityシリーズがバージョン1.9にアップデートしました。 個人的にはAffinity Designerで同一要素の選択ができるようになったのがとても嬉しい!早速ショートカットを設定して使っています。 他にも、輪郭ツール(Adobe Illustratorでの「パスのオフセット」に似た機能)、パッケージ機能など現場で重宝しそうな機能が追加されています。輪郭ツールの登場で袋文字の作成方法なども少し変わるかもしれませんね。 また気づいた点など順次書いていきたいと思い

Affinity PublisherのStudio Linkが超便利

AffinityシリーズにはAffinity DesignerとAffinity Photo、そしてもう一つ「Affinity Publisher」というソフトがあります。 これはInDesignやQuarkXPressのような、主にページもののデザインをするためのソフトで、私は年に1回ページものの仕事が必ずあるので購入しました。 ところが現在、ほぼすべてのデザイン業務をこのAffinity Publisherでこなしています。 というのもAffinity Publish

.aiファイル(.pdfファイル)をAffinity Designerで開く時の「PDFオプション」ダイアログ

Illustrator形式のファイルやPDFファイルをAffinity Designerで開くと出てくる「PDFオプション」ダイアログ ここの一番下 「テキストの行をテキストフレームにグループ化グループ化」 にチェックが入っていますが、 チェックあり→フレームテキストとして読み込み チェックなし→アーティスティックテキストとして読み込み となります。 読み込んでからフレームテキストからアーティスティックテキストへ、もしくはその逆への切り替えは残念ながらできないので、

サイズ変更可能なトンボ付きAffinity Designerファイル

Affinity Designerには、日本式のダブルトンボを作成する機能はありません。 西洋式のトンボでも多くは問題なく印刷できるようですが、中には見慣れないトンボを嫌うところもあり、日本式のトンボをつけて入稿した方がトラブルは少ないようです。 そんなわけで日本式のダブルトンボ付きファイルをつくってみました。 A4サイズですが、 「制約」の機能を使って、アートボードのサイズを変更してもそれに合わせたトンボがつくようにしてあります。 PDFで書き出す時に「裁ち切りを含

[Affinity Designer]袋文字作成時の注意点

チラシ等でよく使う「袋文字」。 Affinity Designerでつくるには、主に #境界線の設定でつくる #エフェクトの「アウトライン」でつくる という2つのやり方がありますが、どちらもちょっとした落とし穴があります。 境界線の設定でつくる 境界線スタジオで線幅を設定、「配置:」で境界線を外側に揃えて完成。カンタン。 ですが、このやり方でつくると、文字の線が前の文字に重なってしまいます。 余談ですがこの仕様のため、スーパーのチラシのように数字が重なった袋文字は簡単