唐揚げ定食を選ばなかった日(大したことのない日記)

体力をつかった日は、しっかりとしたランチを取ると決めている。

昨日はWebライティング講師を、今日は朝イチから3時間の取材をこなした。都内ではなかなかリーズナブルな定食屋がないが、主要駅を少し離れると町中華が点在している。

だいたい僕が選ぶのは、唐揚げ定食か、卵ときくらげと豚肉の炒め物定食だ。ただし、行きつけの店以外で卵ときくらげと豚肉の炒め物定食にはありつけない。なので定番は、唐揚げ定食ということになる。

昨日と今日、僕は定番を選ばなかった。

定食屋には、「本日のおすすめ」だったり「日替わりメニュー」だったりが存在する。今日はなんと焼き肉定食(850円)なり。唐揚げ定食も同じ価格だから、嬉々として焼き肉定食を選んだ。

すると店員さん、「すみません、もう売り切れなんですよ」と申し訳なさそうに告げる。店に入った時点で12時40分。売り切れるスピード速すぎだろうと悲しくなった。

そして頼んだのは、結局、唐揚げ定食だった。

いつもは嬉々として注文する唐揚げ定食なのだが、今日は次善策としての唐揚げ定食だ。味は何ら変わらないのだけれど、どうしても「食べられたかもしれない」焼き肉定食のことが頭を過ぎる。

悔しいから、白飯と味噌汁をおかわりする。いつもは腹8分目くらいにしとくのだけれど、けっこう腹一杯になってしまった。(おかげで、しばらく眠気との戦いだった)

でもまあ、今日は楽しく取材ができた1日だ。そして取材は楽しいものだと感じた1日でもあった。

最適解としての唐揚げ定食、次善策としての唐揚げ定食。

美味しかったけど、唐揚げ定食のことはあまり考えたくない。明日は、唐揚げ定食以外のランチを選択するだろう。

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