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#2 31歳になって「彫師になる」という夢が見つかった(中編)

どうも皆さま、試される大地こと北海道で彫師を目指している"彫師になりたい(32)"です。

執筆時点の2024年8月時点で、弟子入りしたかったタトゥースタジオにて見習いの見習いとして通って勉強中。見習いまで昇格したら情報公開を諸々していければと思います笑

成長記録のインスタやってます、フォローしてもらえるとめちゃ嬉しいです!
https://www.instagram.com/horishininaritai

というわけで、今回は前回の記事の続きの中編になります。(後編の予定が思いのほか長くなった)

30過ぎて成りたいものに出会えたおっさんの話です、よろしければ前編も是非

てなわけで中編行きましょう、タトゥースタジオに絵を持ち込むまでの話な部分です。

好きなものを描き続ける

まず師匠に言われたのは、毎日ペンに触れること
彫師というのはなってからも、毎日絵は描き続けるからこそ一日5分でもいいからペンを握る。これが大事と聞きました。

後は好きなものをまず描いていく、好きなものを描いてまずは続ける習慣づけをする、って事も言われたので単細胞な僕は丸呑みします。

「好きなもの、、、、?音楽、、、あ、NIRVANA好きだわ」

と5秒ぐらいの思考を巡らせ、描いたのはカートコバーン。

こりゃひでぇ。

だけど、これ仕事終わった後に夜中寝ないで五時間近くかけて描いたんだよ。。俺珍しく真剣だった。

まあ、中々社会人をしてると小っ恥ずかしくなって言えないような「情熱」の一言。


その時は「めっちゃ必死に描いたけど、、、誰だこいつ、、、、」となりつつ、やり切った感はあったから楽しかった。

そして、好きなものを描くと決めたけど人の顔を描くのがすごぶる苦手意識があることに気づく。
だって違和感すごいんだもの!!

とはいえ、決めちまった自分道。
自分の中で50個絵を描いたら師匠に見てもらう、という自己目標に向けて、その後もカートコバーンを描きながらこう思いました。

「なんか裏技とかないのかな、、、、トホホ」

と平成を生き抜いた感満載の語尾で最短距離を目指そうとします。

そして、ワザップユーザー(懐かしい)だった僕は、あるおっさんの存在に出会います。ポケモンの裏技で嘘かいてたやつ、許さねえならな。

そうです、ルーミスのおっさんです。

ルーミスメソッドとかいうワザップ

とにかくもっと上手く描く裏技はねえのか、、、
顔のバランスが全然取れねえ、、、

と嘆きながらひたすらインスタのリールをぶん回していると、模写をしてる人が共通して円を描いて特定の手順で当たりをつけてることに気づきます。

そして、それがルーミスメソッドとかいう技法ということを知ったので早速ググります。

「こいつぁ、ハードじゃねえか、、、、、」

それはもう驚きで、ポケモン赤で初めてセレクトバグに出会った時ぐらいの衝撃でした。おかげさまで手持ちポケモン全部コイキングの鳴き声のリザードン「ア”ネ”デパミ”」になったぞおい。

ルーミスメソッドはまさに人間の顔を描く時の手法みたいなもので、詳しくはいろんな方がネットでわかりやすく解説してるのでググってみてください。

後はこの本が有名なので参考までに。

ちなみにぜんっぜんやさしくないけどな!

というわけで、ルーミスの本に載ってる模写をひたすら続けました。

ここらへんで気がつきます、

「あれ、なんか爺さん婆さんの模写するたび少しレベルアップしてる気がする。。」

自分は何故かお年を召した方の模写をする方が上手く行った感じがしたんですね。シワの感じとか、わかりやすく描き込めるものがあるからなのか、いまだに分かりませんが、小さな実感はありました。

逆に若い女性や子供なんかは、独特の丸みを出すのが難しくて毎度もがいてました。

そして漫画家を目指していた友達に連絡をとり「絵が上手くなりたいけど、どうしたらいい?」と聞くと、ひたすら模写とクロッキーをやれ、と助言されたのでクロッキーも始めます。

そんなこんなでクロッキーやルーミスの本を描いてるうちに目標としてた50に到達、これが50に到達した時の絵です。

中々いいジジイである。

当時は髭がうまく行ったぞ!うおおお!これでタトゥースタジオに持ち込める!ってウキウキだったなぁ。

早速師匠に連絡をとり、「本気で絵を描いたからスタジオに持ち込んでみてもらいたい!」と連絡を入れます。

そして、鉛筆画を描くのに、色々と画材出して何やら出して、、、とやるのに手間がかかる。なんなら出先とかでも描けたらいいのにと強く思い始め、、

何やらApple Pencilが凄いらしいという情報だけで、気合を入れて最新版のipad proを買ったのです。

というわけで中編はここまで。

今となってみれば少し昔の話だけど、続けて良かったなと思うし、これからも続けていきたいと思う。

描けば描くほど師匠の背中は遠くなるけど、師匠の背中は超えてなんぼのラスボスでもあるので、何年かけてでも挑戦していきたいです。

それでは最後に執筆辞典のイラスト載せておきますので良かったらみてください、インスタもフォローしてもらえると最高に嬉しいです。

それではみなさん、後編でお会いしましょう!俺はやるぞ!!

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