STARTUP本の印税を寄付しました〜2万部販売御礼のご挨拶
はじめに
早いものでもう今年もあと2週間で終わりますね。2020年、あっという間でした。昨年までは毎日沢山の人と会っていましたが、今年はコロナのコンチクショウのせいでめっきり出会いが減ってしまいました。
2020年のスタートアップ業界の振り返りは様々なメディアからこれから取材していただく可能性もあるので、今回はスルーということで(笑)
さて、2020年、皆さんはどんな年でしたか?私の個人的ニューストップ3を振り返ると・・・
1位 第二子誕生
2位 STARTUP本執筆
3位 電動自転車ゲット
2位に選ばせていただいた本ですが、皆さまのお陰で2万部を達成しました。ぱちぱちぱちー。
これから起業を志す人に向けて、慶應大学琴坂准教授、井上大智さんと力を合わせて執筆したのですが、思いの外、大企業で新規事業立ち上げを担当していらっしゃる方などにも読んでいただけたようで筆者冥利に尽きる、と本当に皆さんに感謝しております。
御礼と感謝
本書は、私一人の力で完成できる書籍ではなかったです。17人の起業家の方の協力がなければ完成できませんでした。また、ご協力いただいた皆さんは全員、無償で協力してくれました。日本から一人でも素晴らしい起業家を創出したい、その制作側の思いにご理解・ご協力をしてくれた皆さんには本当に頭が上がりません。
この本の企画を考えて行動に移したタイミングから、5月の出版に至るまで、そして今日現在、いまだに協力していただいた起業家の皆さんにどういった形でお返しをすれば良いのか、心の片隅でずっと気になっています。
登場いただいている皆さんは社会的に成功していらっしゃる方ばかりなので、今更お金でお返ししても心から喜ばれる気はしません。皆さんを一同にご招待して盛大なパーティーといっても、コロナの状況もありますし、パーティーとか苦手な起業家の方もいらっしゃいます。
個別にお食事にご招待するというのも考えましたが、私と会って話しても面白くないので、これまた相手の時間のことを考えると申し訳なく思って行動に移せませんでした。
将来、本を読んでくださった方が、起業する際にエンジェル投資を本に登場した起業家に相談しに行く、または起業を成功させて「昔、STARTUP本でXXさんのことを読んで、それがきっかけで挑戦しました」と一言伝えてもらう。こんな形での恩返しを妄想していますが、3〜5年先になってしまいそうで、多分私も本を書いたことを忘れてしまってる可能性もあります(笑)
鉄は熱いうちに打て、と昔の人は言いましたが、そのとおり、本を出版した2020年のうちに自分の感謝の思いをある団体へ寄付することにしました。
寄付先団体「ブリッジフォースマイル」について
私はお恥ずかしながら、今まで寄付をあまりしたことがなく、Tポイントを震災復興やコロナ対策最前線の医療チームの方に贈る、といった取り組みしかしていませんでした。
寄付する団体ってどうやって探したらよいのだろう、と途方に暮れていたのですが、ゼミの後輩の池本修悟さんに相談し、いくつかご紹介いただきました。
起業に関する本の印税を寄付する先として、どこが良いかな〜と選定条件を自分なりに考えたのですが、今回は私が支援したい、と思った団体を勝手ながら選ばせていただきました。
ブリッジフォースマイルは、児童養護施設にいる子どもたちを社会に巣立つ際の支援をしている団体です。何らかの理由で親元を離れなくてはならず、幼い頃から自分の力で自立していく運命を背負っている子どもたちがいるんです。
上記の図は、養護施設入所理由です。何らかの理由といえど、理由として多いのが「親の虐待」や「親の放任」という結果です。私は生まれて今まで恵まれた環境で育ってきたなあと改めて思うわけです。みなさんも、親から虐待を受けた方はそんなにいないと思います。
親は選べない、と言いますよね。でも、どの子供にも未来はあります。幼少期に自分の都合ではなく、辛い環境に放り込まれた人たちがいるということを知って胸が痛くなりましたし、そういう方であっても将来社会で活躍してもらいたいと強く思いました。
僕の本を読んで起業してください、とは言いたいわけではないです。ただ、世の中には、生まれてきた環境は違えど、先が見えない中で必死に創意工夫をして、社会の役に立つサービスを開発し、暮らしを豊かにするスタートアップの起業家がいるんだよ、ということを知ってもらいたいと思いました。また、児童養護施設で育った方の勇気や仕事をする上での何らかのヒントに繋がってほしいな、って思いました。
ブリッジフォースマイルの菅原さんからは下記のメッセージをいただきました。
どんな環境で生まれ育っても、夢と希望を持って社会に巣立ってほしい、との思いを支援のカタチにし、今後も活動を継続できるよう、頑張ってまいります!!
嬉しい限りです。僕も、もっともっと頑張らないと!
おわりに
寄付金の振り込みが12/18に実施できました。団体に関係する子どもたちへの私からのクリスマスプレゼントになれば幸いです。彼らの未来の成長に向けた資金として活用していただけたら嬉しいです。
また、今回僕のわがままを聞いてくれたYJキャピタルの取締役の島田さんと都さんには心より感謝を伝えたいです。ありがとうございました。
本業でもしっかりとリターンを出して、もっともっと社会貢献のできる人間になりたい。そう思いました。
ちょっと早いですが、メリー・クリスマス!
おまけ
ビジネス書グランプリにSTARTUP本がノミネートされています。競合が激強なんですが、応援してくださる方がいたらポチっとお願いします!
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