【終了】イベント「ジェネレーション・レフト宣言――資本主義と闘う私たちの社会運動」を開催します!
いま世界では、若者たちが資本主義に代わるより公正なシステムを求めて動き出しています。「ジェネレーション・レフト」と呼ばれる彼ら彼女らは、新たな政治勢力として大きな注目を集めているのです。一見、こうした動きは日本では無関係のように思えます。しかし、ここ日本でも、閉塞に向かう社会を変えようと若い世代が声を上げ始めています。気候変動・ジェンダー・貧困など様々な分野で行動する彼ら彼女らはまだ「少数派」かもしれませんが、確実に変化を生み出しています。
本シンポジウムの第一部では、日本で社会運動に取り組む4人の若者たちが自らの実践やその背景について報告し、斎藤幸平さんが世界で台頭するジェネレーション・レフトの背景を解説します。第二部では、新しい世代の社会運動をどのように構築し広げていくかを、運動に取り組む若者たちが中心となって議論していきます。
ジェネレーション・レフトがいま存在するか/しないかは重要ではありません。これは、閉塞感を抱える若者たちにふさわしいビジョンや実践を提示し、いかにして彼女彼らを変革のエネルギーにしていくかという政治的プロジェクトなのです。この状況を変えたいと思う人たちの参加をお待ちしています。
プログラム
概 要
チケットの案内
登壇者プロフィール
▶︎斎藤幸平
経済思想家・東京大学准教授
1987年生まれ。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』)によって、ドイッチャー記念賞を日本人初、歴代最年少で受賞。その他の著書に『人新世の「資本論」』(集英社新書)。
▶︎能條桃子
一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN代表理事
1998年生まれ、慶應義塾大学院在籍。ハフポスト日本版U30社外編集委員。若者の投票率が高いデンマーク留学をきっかけに、2019年7月政治の情報を伝えるInstagramアカウント NO YOUTH NO JAPANを立ち上げる。ジェンダーと気候変動に関心を持ちながら、「参加型デモクラシー」ある社会をつくっていくために活動中。団体著書に『YOUTHQUAKE U30世代がつくる政治と社会の教科書』など。
▶︎ヒル・ダリア・エイミー
Fridays For Future Japan「マイノリティから考える気候正義プロジェクト」オーガナイザー
1999年生まれ。大学院修士課程2年生。気候変動に対する問題意識をもとに、学部時代から環境政策を研究していたなか、社会の力関係を変えるための運動の重要性を知る。単なる「先進国」内の脱炭素を目的にするのではなく、「途上国」や貧困者、労働者の視点から気候変動問題に取り組みたいと考え、2021年9月から「気候正義プロジェクト」で活動中。
▶︎山本健太朗
豪NGO Market Forces メンバー/Fridays For Future オーガナイザー
1997年生まれ。ニューヨーク州立大オルバニー校卒。アジアはじめ世界各地で人々の生活と環境を破壊する日本企業の実態を知り、帰国後は、グローバルな格差の問題に取り組むために「気候正義」運動に関わる。世界の活動家たちと連帯し、日本によるバングラデシュ・石炭火力発電事業への反対キャンペーンなどを進めている。
メディア掲載:英・ロイター紙、独・taz紙、韓・ハンギョレ紙、等。
▶︎岩本菜々
家あってあたりまえでしょプロジェクト代表/NPO法人POSSE 学生メンバー
1999年生まれ。上智大学在籍。外国人労働者がコロナ禍で解雇され困窮しているという報道を目にしたことがきっかけでPOSSEに参加。在留資格のない若者を対象とした学習支援や生活相談などの活動を経て「家あってあたりまえでしょプロジェクト」を立ち上げる。2021年末にはさいたま市で同プロジェクト主催のアウトリーチ活動を行なった。
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