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【マンガ】理由なんかなくても。

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このマンガを書いたきっかけ

自粛期間中、絵描きの友人とZOOMをしていたときに聞いたあるエピソードがきっかけでした。

絵を描くことに全力投球すぎて、地元の友人に会っても意味がないと思っていた時期があった。
会ったところでいつもと同じ昔話、いつものサイゼ。
会う時間をとるくらいだったら、一枚でも多く絵を描いた方がマシ。

でも今このような自粛で人に会えなくなってから
地元の友人がメールをくれた。そこで反省をした。
理由もなく会っていた人って、とてもありがたいんだなって気が付いた。

こんな話をしてくれました。
まるで自分のことを話しているのではないかと言うくらい、自分にも思い当たる節がありました。
社会人になりたての頃、地元の友達に思っていたこと。

それが、このマンガの中で描いているエピソードです。


僕は大学を出た後、デザイナーになって、アイスのパッケージデザインを作っていました。しばらくして、自分の担当デザインが増えたり、組織の入れ替わりなどで、忙しくなり、残業の日々でした。

余裕がない時ほど、人に優しくできなくなってしまい、
気を許している地元の友人に素っ気ない態度をとってしまったり、
「お前らに会うくらいなら仕事する」という考えが生まれていました。

本当に、今振り返っても、恥ずかしい考えです。

地元の友人にとっては、僕はデザイナーではなく、マンガ家ホリプーでもなく、小学校の時からただずっと遊んでいる「ホリプー」なのです。
(ホリプーは小学校の時からのニックネームなんです)

ただの小学校からの友達でいられる。
それがどんなに気楽で、ありがたくて、居心地の良いことなのか。

この漫画は、「あの時はごめん」と友人に伝えるために描きました。

なかなか気軽に友人に会えなくなった今だからこそ、強く実感します。
感染症の状況が落ち着いたら、またカラオケ行ったり、飲みに行ったりしたいね。

あ。めっちゃどうでもイイんですけど、ケンタは僕の本名。
アイコンは当時LINEのアイコンにしていたこの画像です。
イラレで描いた自画像〜。

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