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【私家版】SNS文章作法


【はじめに】

Noteを始めたのは、2019年12月
ここらで、これまでの経験値や数々の『文章読本』『文章作法』を読む中で、SNSにおける文章の書き方の要点をマトメてみました。

題して【私家版】SNS文章作法

【スループット】

スループットとは、一般的に「特定のプロセスやシステムが単位時間あたりに処理できる仕事の量を示す指標」と言われています。
つまり、実際に成果物が出力される速度を表します。
ここでは、情報収集からアウトプットまでの概念として理解しようと思います。

従来「インプット」と「アウトプット」と云う2つの概念で考えられていました。
「インプット」に置き変わる概念として「スループット」を考えたいと思います。

ネット社会になり、情報収集がGoogleなどで 瞬時に出来るようになりました。
調べたい語句を入力すれば、瞬時にアップされて来る情報の数々。
流れ出て来た わずか数行の情報から自分が求めていた情報を探し出す。
ある意味 情報に當たる。
(数行の表示があり「続きを見る」と表示されます)
このように「スルーする(流れる)情報の中からインプット(入手)する」と考えました。 
「流れる情報から目にとまる」ことを意識する点では、広告に似ているかな!!
と思います。
次に

【情報収集について】

立花隆『知のソフトウェア』

『知のソフトウェア』立花隆 著
講談社現代新書 (1984.03.20)

【スループットからアウトプット】

そうして得た情報を もとにアウトプットを考える。
SNSは、活字媒体のように、読もうと思って読むのではなく、ディスプレイ上の流れる情報から、目を引き 読んでもらうものと理解しています。
そのためには、初めの数行が大切になってきます。

一般的には、一文の長さの目安は30文字~60文字程度が望ましいとされています。
画像は必須。
タイトル(見出し)をつける。

【 "伝わる"文章 】2021.02.20.

【講談社の公式サイトより】

SNSにも役立つ、ひと味違う文章を書くための究極マニュアル

【Note】2023.05.21.

文章読本の類には、文学的な文章のための本と、事実的な文章のための本があります。
自分の目的に応じて選ぶと良いでしょう。



『日本語の作文技術』本多勝一 著
朝日文庫
第一章 なぜ作文の「技術」か (p.10より)

次に、私がバイブルのようにしている本を紹介します。

『取材・執筆・推敲』書く人の教科書
古賀史健 (こが ふみたけ) 著
ダイヤモンド社 (2021.04.06)

【『取材・執筆・推敲』を読む ①〜④】

【終わりに】

スループットで得た情報から文章に仕立てる過程を表した図を紹介します。
この図は、いろいろな場面で応用出来ると思っています。
今回の内容は、具体的な文章作成のテニヲハではなく、文章を作成する前段について書きました。
具体的な文章作成は、個々人により特性があります。
それはそれで、各自ブラッシュアップして頂きたいと思います。

情報収集〜推敲〜文章作成

【ポイント】
▶ 情報収集は、アウトプットを意識して必要と思われるモノを集める。
▶ 情報収集の時間は最小限にして、「考える時間」を増やす。
▶ 文章を書くことがアウトプットではなく、読み手に何かしらの行動変容が起こるようにすることがアウトプット。
▶ どの情報を信じるか、自分自身で選択しなければならない時代になっている。自分なりのレンズをもち、磨き続けることが求められる。

2024.04.14.

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