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『喫茶店の時代』を読む

人々は、なぜ喫茶店に引き寄せられたのか。
喫茶店の魅力をさぐる。

『喫茶店の時代』林哲夫 著
ちくま文庫 (2020.04.10)

【ブックレビュー】

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480436450/

日本でのコーヒーの歴史

上島珈琲公式サイトより

https://www.ucc.co.jp/enjoy/encyclopedia/history/index.html

日本での喫茶店の歴史

wikipediaより

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%96%AB%E8%8C%B6%E5%BA%97

予備知識を入れて、この本を読んでみる。

茶店の成立

日本に初めてコーヒーが入って来たのは 17世紀末ごろ。
オランダ人の手によって 長崎の出島に もたらされたと云うのが通説です。

中世において「茶」と云えば、もっぱら「抹茶(挽茶)」でした。

江戸時代に入ると煎茶が登場します。
そして、江戸の中期以降 富裕層を中心とした町人の間で流行したのと併行して、庶民の間にも煎茶が普及し、茶店は その数を急速に増やしていったのです。

喫茶店の出現

『初学仏語梯』レオン・ド・ロニー 著
1968年(明治2年)
珈琲店 (カッへー)
旅店 (ホテル)
割烹店 (レストラン) など

『日本事物誌』チェンバレン (英) 著
1980年(明治23年)
茶屋(tea-hous)とは違う

水茶屋 (茶店)
料理茶屋 とは区別する

日本で最初の喫茶店

1888年(明治21年)に上野に開店した「可否茶館(カヒーサカン)」を 一般的には 日本で最初の珈琲店としている。

日本で最初のカフェ

1911年(明治44年)開店の「カフェ・プランタン」

【カフェ・プランタン】wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%B3

代用コーヒー

【チコリー】wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%BC

【タンポポ】wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%9D

【インスタントコーヒー】wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC

【喫茶店】 wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%96%AB%E8%8C%B6%E5%BA%97

【JAZZ喫茶】wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E5%96%AB%E8%8C%B6

喫茶店

昭和の初期にカフェなどのウエイトレスが接客サービスする風俗営業店と区別するために「喫茶店」と云う名前が用いられた。

「純喫茶」一切アルコール類を出さない店
「普通喫茶」純喫茶にアルコール類を加えた店
以上の店は、注文品を運ぶだけ。
「特殊喫茶」女の子が客の側へ腰掛けてサービスをする店
(サンデー毎日/1938.01.23)

2020.05.11