コラム② なんでこんなに安いの?
遅めの正月休みを頂いて、12月分の経理処理をしています。今日中に2018年の実績を確定して次の作業に移りたいな。
UberEatsの経理処理を入金のタイミングに合わせて月4回の仕訳入力で終わらせたいけれど、万が一経理処理違いますよと税務署さんに指摘されるのが嫌なので面倒ですが毎日の売上を売掛金処理しています。
詳しい人教えてください〜。
経理処理を他の人に任せることを前提に、多店舗展開のビジネスモデルを作る必要ありますね。当然のことですが。
もっと沢山の人に来て頂けるお店を目指していきます。
――――――――――――――――――――
先日、恐らく初見のお客様から
「なんでこんなに安いの?」
と聞かれまして、全部話したら2〜3時間掛かりますとか微妙な返事をしました。
どこかのタイミングで安い理由をしっかりとまとめて誰もが見れるようにしておいた方が良いなぁと感じたので、今日のコラムはそれについて書くことにします。
箇条書きにすると
・家賃が安い場所に出店
・20分あれば出来上がるカレールゥを開発
・前払いのレジ会計により従業員の導線短縮
・セルフサービス形式のため、少人数での運営が可能
・作業手順を限界まで簡素化することによりスピード提供が可能
・食材ロスがほぼ出ないメニュー開発
・時間帯によって1人の営業(ワンオペレーション)
・時間帯別客数の統計から、営業時間の最適化
・宣伝広告費はほぼゼロ(今後は分かりませんが)
・内装費、外装費、設備投資のコストをほぼ掛けない
・お取引業者さまの仕入れ価格の絶大なご協力
・メニュー毎に食材最安値の別業者さまから仕入れ
・小ロットでの納品ご協力
・圧倒的な薄利多売
・年中無休営業
・前職で日本最低価格帯(全品250円均一)居酒屋新業態立ち上げスタッフとしての知識・経験
・収入の少ない旦那でも文句言わずに支えてくれている大切な妻
探せばまだあるかもしれませんが、こういったこと全てが重なっている事が前提としてありながら、それでも利益確保は難しいと考えた上で創業致しました。
ではどうして利益が出ないと分かりながら創業したのか?
それは、ある仮説を現実にしたいからです。
その仮説とは
地域の人たちや多くの人から応援してもらえる店になったとしたら、クラウドファンディングで支援頂くことで新店が出せるのではないか?
ということです。
(金融機関から400万円を融資してもらうのではなく、800人から5000円ずつ支援して頂くイメージです)
もしそれが可能ならば、普段の商品価格に上乗せしている利益さえも少なく出来るのではないか?
という検証をしています。
クラウド=大衆
ファンディング=資金調達
つまりクラウドファンディングという資金調達がより一般化してより多くの人が好きなことに支援する文化が広がったならば、普段から地域の人にとってお求めやすい価格で美味しいものが食べられる事は出来ると思っています。
そして、その時代がもう目の前まで来ていると感じています。
美味しいお店も、安いお店も、サービスの良い店も沢山あり、飲食業はもう飽和状態だと思っています。
そんな飲食業界に新しい時代を作りたい。
私がこの店を創業した原点はここでした。
安かろう悪かろうの時代はとっくの昔に終わりを告げています。
これからの時代は良いものをどうやって安く提供するかです。
企業努力には限界があります。
企業だけが頑張ってももう仕方が無いのです。
企業が頑張ることは当然ながら、お客様や地域の人たち、応援して下さる多くの人たちの力を集めることが出来ればもう一歩先へと進めると信じています。
新しい安さの時代を作りたい。
評価経済・信用経済と呼ばれる新しい時代に、社会から必要とされる新しいお店を作りたいです。
それが私の夢であり、その夢を叶えるためにカレー屋さんをしています。
300円のカレーライス。
「なんでそんなに安いの?」と尋ねてくださった時に、シンプルにお答え出来なくてすみません。
カツカレーが出来上がる5分間に、シンプルにお答え出来るよう日々伝える技術を上げていきたいと思います。
揚げるのを待っている時間だけに。
最後で台無しですね…。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?