堀井秀之 日本社会イノベーションセンター(JSIC)代表理事 東京大学名誉教授 探究学習と問いの立て方の指導法高校の探求学習が日本の未来を変える、先生方の熱意に触れてその確信を強めています。その先生方の問題意識として「問いの立て方」をどう指導したらいいのか分からない、ということがあるようです。確かに「問いの立て方」に関する書籍は山程あり、本質的な課題であることは間違いがないでしょう。問いを立てるということは、思考の原点であり、イノベーションの起点でもあります。 オックス
堀井秀之 日本社会イノベーションセンター(JSIC)代表理事 東京大学名誉教授 このnote記事は、2024 年10月22日に実施されたinnotalkというセミナーでの講演内容に基づいています。 熟達者AI開発の背景2023年には、ChatGPTの衝撃がありました。過去のAIブームは社会の期待に応えることができず、ブームは去っていった歴史がありますが、今回のブームは未来の社会変化の契機になると思いました。このような社会変化の契機になるような出来事に直面したとき、どのよ
【堀井】 今日お話しいただく安野貴博さんは、2011年度のi.school修了生です。i.schoolの使命は、安野さんのような才能を育てることであり、ウェビナーに安野さんをお招きできることを大変嬉しく思います。安野貴博さんは、学生の時に東大の松尾豊先生の研究室で学ばれ、その後、ボストンコンサルティンググループBCGで働かれ、それから、チャットボットソリューション株式会社を立ち上げ、リーガルテックスタートアップの共同創業もされました。さらに、小説も執筆し、早川SFコンセプトの
ワークショップを研究対象としてデータを取得し、そのデータを解析して知見を得て、それをi.schoolのワークショップの質を向上することに生かすということを継続的にしておりますけれども、その成果を一部ご紹介したいと思います。 今日のテーマはなぜ人がポジティブになるのかっていうことですが、その前に、ChatGPTに代表される生成AI についてお話したいと思います。 1.ChatGPT等の生成AIの発展 ChatGPTを始めとして生成AIがブームになってますし、アイデア創